螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「黄金餅」の思い出…

落語、結構好きです。

 

かつては「笑点」も見てましたし、寄席へも何度か足を運びました。

浅草演芸ホールの初席に、最初から最後まで半日いて、笑い通したこともあります♪

あそこは初席なのに、入替がないんです♪

(今もかな?)

 

五代目古今亭志ん生は、親も好きで、カセットテープの時代から、一緒によく聴いていました。

「替わり目」とか、「強情灸」とか、「厩火事」、「風呂敷」、「寝床」、…

子供ながらに、噺に引き込まれていったわけです。

 

その志ん生が得意とする持ちネタに、「黄金餅」というお噺がありました。

ケチな坊主・西念が死ぬ間際、差し入れられたあんころ餅に金を隠して飲み込んで、そのまま死んでしまいます。

それを見ていた、長屋の隣に住む金兵衞。

一計を案じて、弔いを出して死体を焼いた後、その金を奪って、元手に目黒で黄金餅を売って、大いに繁盛したってお話です。

 

噺自体も面白いんですが、中でも有名で面白いのが、「道中づけ」という部分。

下谷の山崎町から麻布の木蓮寺まで、長屋の者と共に死体を運ぶ道中を、“クソ真面目に”事細かく喋るんです。

 

僕もクソ真面目に、手持ちのCDから起こしてみました… 
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僕も、くたびれた…。

 (悪筆すみません…)

 

今まで、「東京23区の思い出…」、「旧東京35区の思い出…(進行中)」と、書いてきました。

次のテーマとして、この「黄金餅の道中」を歩いてみよう、ってわけです。

 

落語の専門家でも、歴史の専門家でも、街歩きの専門家でもありませんので、大体の位置に行って、その辺りのスポットをめぐってみようってわけです。

 

多分、脱線の連続♪

史実性、正確性には大きく欠けますが、楽しく歩き、楽しく書ければいいかな、と思います。

 

よろしくお願いします。

 

まずは「下谷の山崎町を出まして…」

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

めで“鯛”色…

母の日です。

裏でも書きましたが、表でも。

 

先日行った、房州小湊「鯛の浦」で求めた「鯛飴」です。
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当地は日蓮上人誕生の地。

誕生寺という寺が建ちます。

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日蓮上人の生誕を、この浦の鯛が跳ねて祝福した、という伝説があります。

このため、当地の人は鯛ノ浦の鯛を、日蓮上人の化身と崇め、食べません。

 

その上、この大弁天、小弁天(写真)に済むと言われる弁天様が、「ここで魚を捕る者は、必ず病にかかる」なんて言ったもんだから、漁師さんはこの島付近では、決して漁をしないそうです。

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代わりに船を出して、鯛を見せます。

この辺りは真鯛の群生地で、船頭さんが船縁を叩くと鯛が寄ってきて、餌に群がる姿が見られます。

本来、回遊行である鯛が居着いて、しかも人から餌を食べることは、全国的にも極めて珍しく、国の特別天然記念物だそうです。

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僕が行った日は、あまりいい写真は撮れませんでしたが、大きな魚が泳ぐ姿が見られましたよ。

船頭さんによると、ヒラマサなんかもいたそうです。

 

お土産も、鯛の肉を使う物は皆無。

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鯛をかたどった、「鯛せんべい」が定番です。

ほんのり甘い、おせんべいですよ。

 

さて、「鯛飴」ですが、選ぶ上で、もうひとつのポイントが一つ。
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合成色素を使っていません。

赤ダイコンだから、それなりに赤い色は出るんでしょうが…。

 

開けてもらいました。
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おお!「鯛の色」

赤い、いい色が出てます!

これなら、あえて合成着色料は、要らないですね♪

 

一つ、ご相伴”
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金太郎飴方式のようです。

あんまりしつこくなく、スッキリした甘さでしたよ。

 

葵…

もうすぐ、葵祭ですね。

上賀茂神社下鴨神社のお祭りです。

 

去年、見に行きました。

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江戸時代、行列全員にフタバアオイを飾らせたことから、葵祭となったそうですよ。

 

今年の斎王代は、地元不動産会社専務の三女さんで、お姉さん2人も行列に参加、三姉妹で京都の初夏を飾ります。

女の子じゃないです…

今週のお題「髪型」

 

小学1年の頃。

僕、おかっぱだったんです。

髪もそれなりに長く。

かわいかった??かどうだか…。

 

ある時、クラスで記念写真を撮る機会があって。

背は高かったので、一番上の段の、真ん中に立ちました。

隣は、女子の一番大きい子(A子)。

僕よりも、大きかったんじゃないかな?

 

撮る直前になって、隣のクラスの男の先生が、なにやら。

僕とA子さんを、入れ替えさせた。

「なんで?」と思いつつも、従って、撮影。

 

しばらくして、写真が出来上がってきました。

唖然としたのは母。

僕、女の子の列にいるのです。

男の子なのに!

 

あの先生、僕を女の子とまちがえたのです。

 

僕自身、いい思いはしないけど、母はそれ以上にショックを受けたみたい。

おかっぱはやめさせられ、普通の調髪でもなく、短いスポーツ刈りの頭で、幼少時を過ごすことに、相成りましたとさ。

旧淀橋区の思い出…

淀橋…と言うと、多分十中八九の方が「カメラ!」って答えるでしょうね。

 

確かに、「ヨドバシカメラ」は旧淀橋区内ですが、「新宿区の思い出…」で扱ったので、今回は通過!

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

淀橋とは、本来はこの辺りの旧称。

1970年までは、地名としてありました。
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名残、かな?

 

エリアは、まあいわゆる新宿駅の辺りです。

新宿西口。
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他には都庁前、大久保(新大久保)、落合(落合南長崎)などが、エリアとして含まれます。

 

西新宿の辺りを、歩きました。

もちろん、一番目立つのは、こちら。
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 東京都庁

暗黒の塔」ではありません。

「バブルの塔」とか、「タックス・タワー」とか、随分揶揄されたそうですが…。

まあ、撮影は日曜日なので、日曜夜でも灯りが灯ってるようでは、都庁職員諸氏も働き過ぎではありますが。

 

都庁が建つ前は…、ご存知ですね。

淀橋浄水場

かなり広い敷地だったそうです。

当時は直接配水していましたが、今は東村山などの浄水場から水を受け、ここ「淀橋給水所」で、地区内各地に配水しているそうです。 
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張り紙にあるように、災害のときは、ここが給水の拠点になるようですね。

 

新宿中央公園は、新宿のITスクールへ行っていたとき、昼休みによく訪れていました。

この日は、アウトドアのイベントだったみたい。

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 ITスクール時代と言えば、ここも近かったので、よく利用しました。 
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新宿郵便局。

記念切手も豊富にあって、よく買いに行きましたね。

 

通過と言いながらも…
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やっぱりこの街は、ヨドバシカメラの街です。

 

でも…
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ビックカメラ

撮らなかったけど、ヤマダ電機もあります。

 

家電量販店の争いは、いつ終わるとも知れません。

 

ちなみに…

「淀橋」、あるんですよ!

ホントに!!
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中野区との境にあって、青梅街道の都道4号線と、別れる同302号線、合わせて上下7車線の広い道路が、細い神田川を渡ります。 

 

もうひとつ、都電時代の方は、「角筈」と言う地名にピンとくるかも知れません。

都電の11~13系統の、大きな電停がありました。

西新宿に、こんな橋が架かっています。
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角筈の地域センターなども、西新宿にありますが、実際はもっと広い地域を指し、西新宿の他、歌舞伎町や新宿三丁目を含む、新宿駅北側一帯を、「角筈」と言っていたようです。

 電停もガードの東側で、今回は行ってないんですが、歌舞伎町の新宿区役所付近だったそうですよ。

 

この辺りを開拓したのは、渡辺与兵衛という人だったと言われています。

この方、髪の束ね方がえらい個性的で、これが角に見えたり、矢筈(高所の絵画や軸などを掛け替えるための、棒状の道具)に見えたりしたので、「角筈」となったんだそうです。

 

開拓者の名前が地名として残った例は、今までいくつかご紹介してきましたが、容姿の方が目立って、地名になってしまったのは、珍しいんじゃないでしょうかね。

 

 

次の渋谷区、目黒区は、23区化後もそのままなので、通過します。 

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

 

次は21・旧荏原区(品川)です

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

前の区は、こちら

19・旧牛込区(新宿)

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

 

松本市と長野県の思い出・4…

松本に来た、最大の理由。

それは、大学に通うこと。

松本市と長野県の思い出・2…」ともダブりますが、今回は改めて、「松本キャンパス」に焦点を絞って、お話ししますね。

 

信州大学の本部・松本キャンパスは、市街地のやや北側にあります。

 

松本駅からバスで行くと、まず見えてくるのが、大学病院。

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信大の医学部はそれは優秀で、肝移植(生体・脳死)には定評があります。

元総理の河野洋平氏が、息子・太郎氏から生体肝移植を受けたこともあります。

 

実はこの生体肝移植、僕が1年生の頃が初実施で。

患者さんの血液型が僕と同じだったことがあって、募られた協力要請に応じたことがあります。

 

この辺はまだ、信大病院。
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この辺りから、信州大学の敷地です。
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信州大学=信大。

「シンダイ」と呼ばれる一番有名なのは、「神大神戸大学でしょうかね。

ただ、松本は東京圏でも名古屋圏でもある顔の広さ?から、「シンダイ=信大」をイメージする人は、意外と多いようです。

 

ただ、ここで父よりツッコミが。

新潟で「シンダイ」は、「新大」、つまり新潟大学を指すんだそうです。

「“ニイダイ”でいいのに…」って言ったら、怒られました。

じゃあってんで、「“潟大=ガタダイ”なら?」って言ったら、さらに怒られました…。

さすがに、現地でも「ガタダイ」とは言わないそうです。

 

大学西門。

前回の「浅間ハイツ」のビラは、ここで撒かれました。
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西門から出ると、八十二銀行もあったし、お店もあったんじゃないかな?

 

でも、浅間ハイツに近かったのは別の門で。

通称は「裏門」だったと思う…。

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夜だから開いてませんが、大学生協で。f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20170416005415j:image 

文具や食品、飲料、日用品、家電などまで、かなりいろんなものが揃いました。

ワープロなんかは、数式が入力できる「学生仕様」が手に入ったり。

お世話になりました。

 

上は学食でした。

学食は2軒あり、お好みの方を利用できました。
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朝来ても、麺類の営業がありました。

きしめん」があるのが、名古屋圏の大学ならではですね。

 

昼は「山賊焼」がありました。

鶏の一枚肉に衣を付けて、多めの油を入れたフライパンで、揚げるように焼きます。

参考までに、イベントで手に入れたものを♪

切ってありますけどね。

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衣が醤油味なので、意外とくどくなくて、いけるんです。

 

学食で普通に出されていたので、どこにでもある料理かと思いました。

この次、湯河原に行ったら「ない!」

松本など、中南信の郷土料理なんです。

 

訪れたのは、3月上旬。

信大のメイン・後期日程試験の、一週間前です。

各サークルは、既に新人勧誘の、準備中!
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中高時代やっていた、弓道部もありました。

かなりの実力が、あったそうです。
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こちらの門を叩いたら、人生変わったかも、知れません…。

 

 

次の思い出は、執筆中!

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

前の思い出は、こちら。

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常陸国の思い出…

下総国から北上します。

常磐線でも、6号線でも、常磐自動車道でも。

 

茨城県の大部分、南部の一部を除いた地域が、常州常陸国になります。

 

在住の草加市からは、ちょっと遠い。

でも、泊まるほどの距離じゃない。

と言うことで、最近まで常陸国に泊まったことはありませんでした。

 

こちらが、僕が46都道府県目に泊まった、茨城県の「レイクサイドつくば」

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卓球なんかも楽しんだりね♪

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この日はつくばの宇宙センターに♪

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つくばと言えば、筑波山

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関東平野では、高い山です。

いにしえの男女が恋の歌を掛け合って、求愛をする「歌垣」が行われていたことで知られます。

 

こちらは歌と言うより、口上ですな。

ガマの油売り!

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帰り、急な坂を歩いて山を下りたら、ようやく山容を収めることができました♪

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龍ケ崎にはこんなお祭りも。

フォロワーさ、龍ケ崎のTさんが教えてくれました。

本番はあんまりいい写真がないんですが…

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撞舞(つくまい)」

高さ14mほどの、横木付きの棒の上で、カエル男と呼ばれる2人が、命綱も付けずに軽業の連続!

見てる方もハラハラするぐらいの、奇祭です。

3枚目の写真は矢を放つ直前で、この矢を拾うと、1年間災除けの御利益があるそうです。

 

常陸国には海もあります。

那珂湊

おっきな牡蛎

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海鮮丼!

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MVPは、カニ味噌♪

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猫にも好かれたり♪♪

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水戸の偕楽園は、もちろん梅が有名で、梅の頃にも行ったけど、こちらもなかなか見事!

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この人たちも、常陸国のヒーローです。

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ヒーローと言えば、エアレースパイロット、室屋さん!

毎年秋、土浦の空を舞台に、エアショーを行います♪

「FLY AGAIN TSUCHIURA」

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土浦は昔、かの巨大飛行船ツェッペリン号が、5日間停泊したことで知られます。

東京からも臨時列車が出て、見物客が押し寄せたとか。

市民も歓迎し、乗組員をもてなしたそうです。

その時振る舞われたのが、「カレー」!

なので、「カレーフェスティバル」も行われます。

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…僕ったら変化球ばかり。。。

MVPは、これかな!?

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実に様々な楽しさ(美味しさ)に溢れる、常陸国なのでありました~♪

 

 

次は12・下野国です

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

前の国は、こちら

10・相模国

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