鉄道のお話です。
近年の都市圏の鉄道車両は、ほぼ編成単位で製造され、管理されます。
そのうち、最も古い1号車を含む編成を、僕は「第一編成」と呼んでいます。
“1”を含む車号は一見華やかですが、実際の車生?は、結構過酷なものが多い。
万全で設計して、万全で製造して、万全で試験しても、やっぱりお客さんを乗せて走ると、いろいろあるものです。
初めて営業運転に臨む第一編成は、試作的な意味合いを持つ場合が多く、やれ修正されたり改造されたり。
時には逆に改造を見送られ、再設計された量産車に仲間外れを食うことも。
苦労が、絶えないのです…。
だから、駅で第一編成を見かけると、リスペクトの念をもって、こうつぶやくのです。
「おつかれさんです!」