あえて、屋号を伏せたのは…
きっかけは、同僚のお見舞いの帰り。
バスまで時間があったので、たまたま近くにあった、この店に入ったんですが…。
すぐ、愕然としました…。
店が汚い!
ガラクタでごちゃごちゃ!
この時点で、既に入ったのを後悔しましたが、仕方なく、500円のラーメンを注文。
さほど待たせはしなかったと思いますが…、
出てきたラーメンは…、
スープに味がない!!
ただ黒いだけ!!
これでは、麺も美味しくはいただけません。
麺は完食したものの、スープは飲む気にならず。
そう、ここが、僕が生涯で食べた、最もマズいラーメン屋さん、なのでした…
林家木久蔵師匠(当時)の「ここのラーメン、和風味!」なんて色紙も、空しい…。
昔はそれなりの味だったのかな?
でも確かに、美味しいとは書いてないんだよな…。
後日、別の同僚に話したら、
「よりによって、そこに入ったの!?」って言われちゃいました…。
ある意味、有名な店だったようです…。
でもね…、
ここの味を経験したことで、ある意味自信が付きました。
大抵のラーメンは美味しく食べられる、とね。
最高のものを経験するのも大事ですが、最低のものを経験すると、ある意味強くなる。
美味しいものばかり食べていては、いつしかそれは当たり前になってしまう。
時にはそうでない味も経験することは、実は感じる味のバリエーションを、広げることになる。
後になって、そう思ったり。
そういう意味では、ちょっとだけ、今はこの店に感謝してるんですよ。
ちなみに、この店は既にありません。
場所も記しませんので、そっとしておいてあげて下さい…。