螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

北区の思い出…

東京の北区のお話です。

 
都市では赤羽が突出してますね。
失業時代、ITスクールに通う際、埼京線で通りましたが、降りることはなく…
 
後は王子、十条、田端…。
 
いずれも思い出はほとんどないので、取材してきました。
暑い日に、友人・越谷のHさんと。
 
南北線赤羽岩淵駅から、十数分歩くと…
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荒川です。多くの水をたたえています。
 
近づくと、
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こんな水門に出ます。
「旧岩淵水門」
 
大正3年に完成した、この水門の役割は、荒川放水路(現:荒川)と、荒川(現:隅田川)を仕切ること。
そう、ここが荒川と隅田川の分岐点で、大雨の時、隅田川に大量の水が流れ込まないようにするのが、この水門の重要な任務なのです。
 
荒川と隅田川については、「荒川区の思い出…」で書きました。
 
この水門、門扉の鮮やかな赤色から、「赤水門」と呼ばれて親しまれてきましたが、近年は老朽化や、2mもの地盤沈下など、運用が難しくなりまして。
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台風ではこんな水かさになるわけで、治水能力も向上が求められ、現在はこの、新岩淵水門にバトンタッチしました。

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1982年竣工、通称・青水門です。
200年に一度の水害にも耐えるそうですよ。

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門扉は栗本鉄工所の製造。
約45分で締め切ります。
 
実は電源を失った時のために、手動で閉めるためのクランクがあり、30日かけて!閉鎖することも出来ますが、これでは意味がない(笑)ので、自家電源もありますし、そもそも自重を使って、素早く締め切ることが出来るそうですよ。
 
ちなみに、先ほどの赤水門は取り壊される予定でしたが、惜しむ声があって、保存されることになりまして。
今は都の歴史的建造物。
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赤青の水門の並びを、今も見ることが出来ます。
 
ちなみにこの後は、荒川を渡って川口市へ。

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川口元郷にある銭湯でひとっ風呂浴びて、昼にラーメンを食べた店に戻って、今度は焼き鳥♪
さらにはスタミナ系ラーメンで締めて、計4回も乾杯!した、グルメ旅になりました♪