螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

綾瀬市の思い出・8…

 

綾瀬市でこんなに書くことが、あろうとは…

 

6年生から中学1年にかけて、親友が2人いました。

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中央のT君は、愉快で明るい男の子でした。

向かって左のW君は、鉄道好きで、物静かな子。

僕も鉄道が好きだったし、3人が入った部活は「鉄道研究部」!?

3人で、つるんでいましたね。

 

ちなみにこの部、ちょっと変わったN先生が作った、変な部活で…。

鉄道を研究したり、写真を撮りに行ったりすることもなく、普段は“体力作り”と称して、相撲を取らされたり…!?

ほとんど同好会扱いの、部でした。

 

それでも、1学期の終わり、夜行列車に乗って、上越線飯山線篠ノ井線・中央線を回る旅が企画され、参加が募られる頃…

 

帰宅すると、2階に呼ばれ、家族が揃いました。

父から告げられたのは、転勤。

「そうなんだ…」と、平静を装う僕。

転勤自体は、あり得ることはずっとわかってたつもりでした。

そうなった以上、一番の関心事を聞いてみる。

「どこへ?」

 

答は…

「鹿児島」

 

「!!」

 

一瞬、絶句したのを覚えています。

草加→綾瀬とは、比べものにならない。

鹿児島はあまりに遠い地です。

親友とも会えなくなってしまう!

前回にはなかった、寂しさが沸き上がってきました。

 

このことを、親友を含め、みんなに伝えなければいけなかったんですが…

なかなか、言えなくて。

いっそのこと、言わずに去ってしまおうか、なんて思い悩んでいましたが…

担任が、あっさりバラしてしまって…。

 

結果的には、それでよかったかも知れませんけどね。

言える自信、ありませんでしたから。

 

テストが終わり、夏休みが始まって…

親友2人は、毎日のように、一緒に遊んでくれました。

ちょっとした鉄旅にも、行ったりしてね。

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一日、また一日と、一緒にいられる日が減ってくのは寂しかったけど、毎日楽しかったですね。

不安と寂しさは、だいぶ紛れました。

 

最後の日は、実は記憶がありません。

確か、前日に別れの挨拶は済ませたんじゃないかな。

 

鹿児島に行くには、飛行機に乗らなければなりません。

京浜東北線を、浜松町で降りて…

 

続きます。

 

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