あっ、フルハウスは番組じゃなくてね。
昨日に引き続き、ポーカーの役のことです。
ワンペア+スリーカードで、フルハウスです。
一方、カードの数字が順番に並ぶ役が、ストレートです。
3・4・5・6・7とか。
決まるとカッコいいですが、実はなかなか成立しない。
しかも、狙いにいって失敗すると、よくてワンペアにしかならない。
失敗=負け、なんです。
一方フルハウスは、ワンペア→ツーペア(スリーカード)→フルハウスと発展させていく役です。
なので、たとえフルハウスは取れなくても、スリーカードまでは行くかもしれない、ツーペアにはなるかもしれない、って役なんです。
何が言いたいか。
20代、30代の頃の、僕の人生の考え方は、“ストレート狙い”だったんです。
今思えば。
つまり、失敗したらすべて終わり。
無意味に水泡に帰す。
だから、失敗できない。
そんな風に、考えていました。
この考え方は、無駄なプレッシャーを生みます。
結局、自ら生んだプレッシャーに負けて、本当に失敗したり、そもそも失敗を恐れて、やらなかったり。
失敗=無だと思うと、人は自分を責めます。
気分はますます悪くなり、また失敗を繰り返して、萎縮して…
結局、ノーペアの人生… って思っていました。
でも今、実際に人生を振り返ってみると、あの時苦しかった、失敗したと思った、あんなことこんなことが、実は今の人生に、大きく活きているのです。
引きこもり中に組んでたプログラムが、ExcelVBAという形で、今のメシの種になっている。
辛くて半年で辞めた、PCインストラクターのバイトが、PCを教える技術を与えてくれた。
クビの原因にさえなった、拙い電話応対も、今では主要業務の一つ。
これって、むしろ“フルハウスな”人生じゃね?って、ふと思ったわけです。
失敗しても、直接、間接的に、その先の人生に活きた。
失敗=無でも負けでもなかった。
失敗しても、何も残らないわけでは、ないんです。
だったら、失敗したって、この先何かに生きればいいや、ぐらいに考えてたほうが、次のチャレンジもしやすいし、結果的に楽な人生を送れるんじゃないかな?、って思ったわけです。
成功しても失敗しても、チャレンジは自分の引き出しを、増やしてくれる。
自分の幅を、広げてくれる。
そんな考え方で、どんどんチャレンジしていく人生を歩めたらいいな、って思います。