この時の出番は臨時列車でしたが。
使われる特急の名前を取って、「踊り子用車両」です。
ちなみに黄色いハッピの人々は、昨年行われた、6年(数え7年)に一度の奇祭・御柱祭を見物する人々です。
この車両が登場したのは、まだ国鉄の頃。
国鉄の頃の車両と言えば、単色か、帯を入れたりツートンにした車両がほとんどだったので、このストライプが入った車両は、ファンや関係者をあっと言わせました。
「国鉄もやるなぁ~」、と。
でも実際は、「間合いで普通列車にも使える」運用を求められたため、特急には陳腐、普通列車には乗降時間がかかると、結局は中途半端に終わってしまいました。
実際、特急車といえども、車内は普通列車と同じぐらいの騒音がしました。
僕にとっては、かえって好きでしたけどね。
音鉄、でもありますから。
JRになり、新型特急がいくつか登場しましたが、東海道本線の踊り子用に、新車は来ませんでした。
特別な特急用に、「スーパービュー踊り子(251系)」は、造られましたけどね。
その、中途半端さを置き換える性能の車両が、現れなかったのかも知れません。
とはいえ、登場からはもう35年以上。
特急としても、車両としても、もう十分元を取って、お釣りがきてると言えるでしょう。
東海道筋の列車は一度リニューアルされ、この塗色に変更されています。
ちょっとだけ、流れてくれました♪
特殊塗色になったものもありましたが、今は大半が、元のストライプに戻っています。
※ 200番代は登場時、グリーン一本帯でしたが、一部はこの塗色になって、東海道筋にも使われました。
登場時、驚きをもって迎えられた、このストライプ。
今は“懐かしさ”をもって、受け入れられるとはねぇ…。
隔世の感が、ありますね。