今週のお題「卒業」
思い出すのは、高校の卒業式。
印象的な言葉を、いただきました。
その方は、体育教師にして、野球部の顧問。
一応「進学校」でしたので、学校全体が、勉強へ追い込む雰囲気ではありましたが、体育教師の部署は異色で、他の先生方さえ近づきにくいような、独特な雰囲気がありました。
中でもこのM先生は、特に恐ろしいオーラを、醸していました。
直接習ったことはないんですが、体育祭の練習などでは、陸上部のS先生と共に、独壇場!
S先生は喋る(説教!)方でしたが、M先生は口数が少ない分、余計に怖かった…。
失礼ながら、あまりいいイメージは、もっていなかったのです。
卒業式。
各先生が、贈る言葉を述べました。
進学校だけに、勉強に関することが多かったと記憶していますが、M先生が仰ったのは、一言、
「結果にこだわれ」
正直、ガツンと来ました。
そう、学校では頑張ったことそのものを評価する、努力点のようなものが、あったと思います。
成長の過程で、それは必要なんですが、実社会では、結果がすべて。
どんなに頑張っても、どんなに残業しても、結果を出さないと、評価はされないのです。
もちろん、結果はお金や地位、受注など、直接的なものだけではないと思う。
大きな目標のための、小さな努力は、ちゃんと意味があると思います。
でも、努力は何かを得ようとするための行為。
闇雲な努力は、無駄でしかない。
そんなことを、教えてくれたと思います。
努力は、結果を見据えたものでなければならない。
野球の世界はプロもアマも、結果で全てが決まる世界。
野球部顧問らしい言葉ですが、いただいた数々のお言葉の中で、唯一、人生に響いた言葉、だったんです。