螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

競演・草加せんべい…

草加市在住は、6年+14年=20年と、人生のほぼ半分を占めます。

 

草加と言えば…

 

 松原!(旧4号は通るものの、松林が続く景勝地です)

 ハープ!(草加はハープの街。ハープコンサートも開かれます)

 獨協大学!(最近駅名にもなりましたね♪)

 小松菜!(葉物野菜の大消費地に近いのです)

 クワイ!(おせちの縁起物です)

 地球儀!(渡辺教具製作所の本社が、草加にあります)

 

でも最大の産物である「草加せんべい」が、実は親戚には評判が悪かったりするんです。

 

あまりにも、ありふれてるから。

 

草加せんべい」を謳っていても、実は東京の業者だった!ってのは、よくある話で。

草加産の「草加せんべい」のブランドが意識され始めたのは、最近のことなのです。

 

一般的で、ありきたりに見える、草加せんべい。

でも、草加市内には販売のみを含めると、60以上ものせんべい業者があって、それぞれ受け継がれた伝統の味を、競っているのです。

 

せっかく草加に住んでるんです。

全ての草加せんべい店には行けないまでも、せめて「あの店のは美味しい♪」、「この店の特徴は…」なんて、話題に出来るぐらいの知識がなければ、いけません。

 

この前時間があったので、草加駅周辺を中心に、気になる店を回ってみました♪

 

まず、石井商店。

草加駅からちょっと歩いた、西友の中にあります。 
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表面はかなりしっかり。

でも、中はサクッとしています。

小さめだけど、厚さもあって、食べ応えのある草加せんべいです。

 

次の志免屋は旧日光街道の、さらに旧道の北の方にあります。

せんべいを焼く実演販売なんかも、やってます。

 

志免屋の「あげQ」

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製造工程で割れたせんべいを、油で揚げて商品にしたものだそうです。

かなりサクッと軽いです。

かき餅よりはもちろんせんべいに近いんですが、やっぱしせんべい(笑)

でも、食感はかき餅に近いですね。

味は、思ったよりもかなり美味い!

「影の人気メニュー」ってのも、頷ける♪

 

草加葵はお隣・八潮市の会社ですが、草加にゆかりのある会社です。

県内各地に支店があります。

「トマトおかき」

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 さらなる変化球!

酸味と甘みが、トマトらしさを表現します。

 

こっちの方が、好きだったかな?
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 枝豆の風味が、部屋に広がります♪

せんべいで溢れた街・草加では、こんな際どい球も許されるんです♪

 

 

大馬屋も草加駅前や、イトーヨーカドーが入る「アコス」などで、商品を展開します。

「アコス」では、休日は焼きたてのを売ってくれますよ♪

 

「でこ煎」

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究極の変化球!!

煎餅の上に、絵を描いてくれます♪

この絵はフォロワーさんのお祝いに、特注したもの。

レディーメイドでも、いろんな図柄やメッセージ入りのが用意してあって、お祝いなんかに重宝します。

味は、若干柔らかめの生地ですが、絵の付いた部分は砂糖なんで、その甘みがいい感じに来ます。

「食べるのがもったいない!」なんて方もいそうですが、実際、かなり美味しいです♪

 

最後に、決め球を。

源兵衛せんべい

 

正統派の草加せんべいはこれ!って、皆が納得するせんべいです。

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硬さもちょうどいい

醤油味もちょうどいい

 

草加せんべいの、王道です♪

 

今や、どこでも手に入る草加せんべいですが、一度是非、草加市へ足を運んで、市内各地のおせんべいを、食べ歩いてもらいたいです。

 

“敢えて”、ね。 

ほとんどのお店が、1枚か、少量から売ってくれます。

 

食べてみると、意外と深いのです。

硬さ、厚さ、形、醤油味の濃さ、そして変化球。

とても1回では会得できないほどの、バリエーションがあるのです。

  

市民なら、なおさら。

市内には何軒もせんべい屋さんが存在するわけで、訪れては食べ、訪れては食べて、これは!っていうせんべい屋さんを、見つけていきたいですね。

 

市民であるならば、せんべいについて、ひとくされ語れなければ、いけないと思いますよ!