母と伯母との電話で、伯母がパソコンに困っているって話になって…
急遽、派遣されることになりました。
「派遣インストラクター」です。
日雇いの…。
伯母宅に着いたら、まずこの一言。
「スマホも、使えないのよね~」
パソコンもスマホも一切合切、疑問にお答えしてきましたよ!
「伯母」ですから、母より高齢なわけです。
なのに若い若い!
ピンシャンとしてて、パソコンも携帯も、こなします。
そのスマホ、聞くとなんか、料金の点で店員さんに勧められ、買ったらしい。
「ガラケーの方が良かったのに…」
持て余してるらしい。
まぁ、ガラケー減らしたいキャリアさんの気持ちも、わかるけどね…。
利用者側も、対応するのは大変なんです。
で、パソコンが得意じゃない人に、パソコンを教えるのには、何かとコツがありまして。
まずは「言葉」。
専門用語は論外として、なるたけ平易な、イメージがしやすい言葉を使います。
ただし、PC用語でも、よく聞くような言葉は、注釈付きで使った方が、かえって親切と思います。
「場所の指定」、押すボタンとか、クリックやタップすべき場所の説明は、特に重要です。
意外と、似たようなアイコンやタブが、たくさんあるのです。
「左から2番目」とか、「青色のe」とか。
時には画面を指し示してしまった方が、上手く通じる場合も、多々あります。
キーボードで特殊な記号を打ってもらうときは、キーボードに書かれた「かな」を探してもらうと、上手くいくことがありますね。
アンダースコア( _)なら、シフトを押しながら“ろ”!ってわけです。
そして、多分最も重要なことになると思いますが…
「相手を安心させること」
実は、パソコンが苦手、嫌いな人の多くは、深層心理の中ではこう思っているのです。
「間違った操作をすると、パソコンが壊れてしまう!!」
ちょっとでも間違ったキーを押したり、マウスの操作を誤ると、パソコンは故障して変なになってしまう!
こんなことを、本気で考えている方が、意外と多いのです。
そう、みんな、僕らが全然感じない、ものすごい恐怖心をもって、パソコンと闘っているわけなのです。
ビジネスマンでも、パソコンを使う職じゃないと、このレベルの方が実際、いらっしゃいます。
もしかしたら、聞きに来たこと自体も、勇気を振り絞って来てるかも知れない。
だから、相手が安心して、僕と、パソコンとやりとりできるようにするには、心理的なサポートがとても重要なんです。
実際、パソコンはユーザーの操作、特に基本的な操作で壊れることはありませんし、メニューを選び損なったって、やり直しがきく。
そう、「あなたの操作で、パソコンが壊れることは、ない」のです。
これを説明するだけで、相手の肩の力が抜けて、あとの説明がスムーズにいったりします。
そういう観点からすると、その都度出された相手の疑問点を、その都度解消してあげるのも、大切なことです。
今はその場で調べることも、できますしね。
一方的な授業より、やりとりしながら共に解決する方が、上手くいったりするんですよ!