地域としては、大阪府の南部。
堺市の大部分、高石市、和泉市、泉大津市、泉佐野市、岸和田市、貝塚市などが含まれます。
大阪の伊丹空港を補完、拡張すべく、建設された空港です。
伊丹空港の完全に置き換えるまでにはなっていませんが、24時間の運用が可能。
街中にある伊丹空港が、21時までしか使えませんので、トラブルや混雑などで遅れた場合は、この関西空港に降りることもしばしばだそうです。
泉北は、こちらから。
河内国で、日本武尊が白鳥になって、羽根を曳くように飛び立ったので、「羽曳野市」ということを書きましたが、最終的に降り立ったのが、当地なんだそうです。
その少し西、こんな地名があります。
高石市です。
「羽衣の松」と言えば、駿河国・三保の松原が有名ですが、似たような伝説は各地にあるそうです。
おあつらえ向きに、松林の公園があります。
見事な松林が残ります。
天女が羽衣を掛けた??
園内には汽車も走ります。
奥は運河になっていました。
レガッタ数艇が、気持ちよさそうに進みます♪
さて…
先ほどの大鳥大社と、この浜寺公園を結ぶ、鉄道線があります。
高架化されていますが、全線1.7kmの、のんびりとした支線です。
103系がやってきました。
扇風機装備!
鳳で先ほどの大鳥大社をお詣りして、百舌鳥へ移動。
「もず」です。
漢字で書くと3文字、かなでは2文字という、不思議な?駅名です。
ここにあるのは…
こんな感じで奉られていますが…
上から見ると…
そう、仁徳天皇陵です。
仁政を敷いたとされています。
実は、古墳を本格的に見たのは、これが初めて。
空からでした。
確かに空からだと、鍵穴の形が見えますね。
地上では、見えないものです。
修学旅行なんかも、空から見るといいのに、なんて思ったりもしました。
でも、今は空からもいいですが、やっぱり地上からも訪れるべき場所だと思っています。
時の為政者が示そうとした「力」は、やっぱり地上でないと、伝わってこない。
そう、力は地上にいる者たちに、示すものだから。
先ほどの鳥居のある写真。
あれだけでも大きいと感じたんですが、実はあの部分は、鍵穴の底の部分。
正確には、古墳の正面ですね。
あそこから奥へ向かって、広大な古墳が広がっているのです。
当時の天皇や権力者の、広大な「力」に圧倒されながら、次の国へまいりました。
次は31・陸奥国です
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