前回の陸奥国から、南下します。
東北新幹線は八戸以北は未乗ですけどね。
奥州、陸中国です。
岩手県のうち、陸前高田市や大船渡市、気仙郡などが陸前国へ抜け、二戸市・二戸郡なども陸奥国の管轄ですが、取られっぱなしでもなく、秋田県東部の鹿角市などを含みます。
いくつかのエリアに、行ったことがあります。
八幡平のあたりの松川温泉は、父と行きました。
遠いが良質な温泉を集めた、JR東日本の「地・温泉」の一つです。
バスに2時間近く乗るんですが、乗換を促されて、やってきたのは!!
なんとも古そうなボンネットバス!
でも、エンジンはトラック用で、超強力!!
ウインチ装備で救難用にも使えるなど、雪山の強力な足となっています。
雪道でパワーが必要な、冬季限定で走るそうですよ。
宿「松川温泉」は、“微電波エリア”!
でも、食事はすごくよくて!!
岩魚の塩焼きがむっちゃ美味い!
岩魚の骨酒!
お湯も白い色!
露天が広々で、気持ちいい♪
ちょっと行きにくいけど、喧噪を忘れに行くには、とてもいいですよ。
さて、今度は東の方へ行って。
遠野は「民話のふるさと」として知られます。
「遠野ふるさと村」は、ホント、そんな民話の舞台になりそうな場所。
季節は秋。
萩がきれい。
遠野は「カッパの里」でもあります。
カッパ、いた?
本当に、カッパでもいそうな淵です。
「おしらさま」にも触れておきましょうか。
馬の神様です。
農家の娘が飼い馬と仲がよく、夫婦になってしまったのを、父が怒って馬を殺してしまい、怒り悲しんだ娘は、馬とともに天に昇って、おしらさまになったといいます。
おしらさまは馬の他、養蚕の神様でもあって、広く信仰されているそうです。
この時泊まったのは、やや西の鉛温泉「藤三旅館」
館内にはいくつもお風呂があり、きれいな内湯も、川のせせらぎが聞けるお風呂もあります。
中でも素晴らしいのが「白猿の湯」
高い天井の下、水深1m40cmぐらいの深いお湯で、立って入ります。
お湯は底から、渾々と湧き出して。
なんとも言えぬ解放感を味わえますよ♪
自炊部もあります。
2泊目に泊まった「愛隣館」との間には、ちょっとした集落があって。
ここも、萩!
栗もたくさん、落ちてて。
そう言えば、先ほどの「藤三旅館」は、宮沢賢治が泊まりに来たことがあるとかで。
「賢治の学校」で、宮沢賢治の世界を、かなり幻想的に、知ることが出来ます。
向かいの公園には、記念館も。
外には「よだかの星」
どんぐりも、たくさん落ちてました。
これは、生家ですかね。
別の時に訪れたものです。
詩碑も、ありました。
羅須地人協会は、憲治が作った私塾です。
ここで、雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けないで、生活を営んでいたんでしょうね。
宮沢賢治は県の宝、いや日本の宝です。
次は33・越前国です
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