黒で印象に残っているのは、こちら。
松本城。
黒い壁が特長の城です。
壁が黒い城はいくつかありますが、松本城は特に美しい城です。
俗に「烏城(からすじょう)」と呼ばれます。
(“うじょう”と読むと、岡山城です)
なんと言っても、アルプスを借景に出来るのがいいですね。
松本城を撮るなら、冬や早春に限ります。
午前中の作例です。
こちらは、午後。
光が西から当たる分、影になりますね。
一つ前の写真のように、朝や午前中の方が、いいかもしれません。
実は、夜はライトアップをします。
漆黒の闇に、今度は白が強調されて、これまた幻想的な美しさです。
堀に映る写真も、撮れますね。
さらに、ちょっと離れた城山公園(じょうやまこうえん)から眺めると…
夜景でも、この存在感です。
松本城は、元々は小笠原氏の城だったのを、石川数正が整備しました。
400年の時を保ってきた、数少ない天守の一つで、明治期に取り壊されそうになった時は、市川量造ら有志が博覧会を開き、買い戻しに成功して、現在に至ります。
松本の宝、信州の宝、いや国宝ですから、日本の宝ですね。
よくぞ残ってくれたと思います。
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