豊前国から、さらに南下します。
大分県の大部分、中津市、宇佐市の北部を除いた辺りが、豊州、豊後国です。
何度も行ったことがありますが、最近では大分空港から。
国東半島にあります。
昔はホバークラフトという、珍しいアクセス手段がありましたが、今はこの道路が出来ましたからね…。
「大分空港道路」です。
景色も、なかなかよくて!
車線の拡幅工事も、進んでいます。
バスに揺られて、大分駅へ。
駅前には、この人の像が建ちます。
「大友宗麟」像。
北九州、ひいては九州の半分ぐらいまで、勢力を拡大したことがあります。
キリシタン大名としても知られ、洗礼も受けていますが、結局それが反発を招き、晩年は豊後一国の領有だったようです。
駅ビルには、珍しい「鉄道神社」が。
大分駅を拡張する時、神木のクスノキを切ったため、ここに祀ったそうです。
ちょっと待ちますが、御朱印も頂けますよ。
お守りも、ありますよ!
さて、豊後国ならではの風物を挙げると、これでしょう。
「磨崖仏」です。
国東半島に多くありますが、有名なのは南部の臼杵にあり、国宝に指定されてます。
こちらは、海に流された子供たちの、供養のためだと、地元の方が教えてくれました。
いいお顔を、してらっしゃいますね。
仏様は、どれも優しさをたたえていますね。
決してにこやか、朗らかに作られてはいないのに、そう感じさせるのは、やっぱり素晴らしいと思います。
一方、厳しい顔も。
こちらは、金剛力士像だそうです。
こちらは「化粧の井戸」
醜い痣があった女性が、この水で顔を洗ったところ、たちどころに痣が落ちて、絶世の美人になった、との伝説があります。
さて、大分駅に戻って…
電車で10分ほどで、別府駅です。
本当は、地獄めぐりしたかったんだけど、すっごく混んでて!!
通ったことも、過去には巡ったことも、ありますが…。
ならば…
これを食そう!
「だんご汁」
大分を代表する郷土料理です。
「だんご」と呼ばれますが、実際には太いきしめんのようなものが入っています。
味噌で煮込んであって、特に冬の時期、温まりますよ~♪
なお、熊本にも似たような郷土料理がありますが、こちらは「だご汁」
実は、だご汁の方が、団子に近いものが入っていますね。
そしてもう一つ、別府と言えば忘れられない施設が、こちら。
「駅前高等温泉」
洋館風の建物ですが、中は銭湯。
もちろん、温泉です。
あったまる~♪
実はここ、今まで3回も訪れています。
どうも、縁があるようで♪
貸しタオルもありますが、こんなタオルも入手できますよ♪
温泉もいろいろありますね。
「おんせん県」ですからね~♪
鉄輪温泉も有名な温泉地ですが、中でも「泥湯」の印象が強くて。
もちろん写真になんか撮れないんだけど、屋外に巨大な、泥の沼!
ここだそうです。
「別府温泉保養ランド」
これ、かなり時間が経っても、においが残ったような気がします。
もうちょっと坂を上ると…
明礬温泉です。
と言っても、明晩以外のお湯もあって。
泊まった「旅館若杉」は、硫黄泉の乳白色でした♪
すぐ近くに、こんな地獄が。
で、ここの旅館の料理、最高!!
確か、3室のみの、小さな旅館でした。
最高の、くつろぎでしたよ♪
ちょっと変わった温泉と言えば、こちらも。
赤川温泉。
九重連山にある、一軒宿です。
ワンちゃん、元気かな?
ここは温泉ではなく、鉱泉。
温度が、低いのです。
でも、すごくいいお湯で、化粧水が作れるほど!
なので、沸かし湯と鉱泉と、交互に入るのが推奨されています。
もちろん写真には撮れませんが、露天は広々して、気持ちいい!
着いた日は雨でしたが、翌日は晴れて!
九重連山の素晴らしいパノラマが、堪能できましたよ♪
次は64・肥後国です
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前の国は、こちら
62・筑後国