いろはがるた
大阪版の「つ」は、 「爪に火をともす」です。 ろうそく代わりに、自らの爪に灯をともして、夜を凌ぐたとえなんですが… 今は「爪に火をともして頑張って…」なんて言われ方をしますよね。 切り詰めて、我慢して、さらに頑張って… 良い意味、あるいは格言のよ…
大阪版の「そ」は、 「袖すり合うも他生の縁」です。 「他生」とは、平たくいえば“前世”のこと。 前世での出会いが、現世での出会いを生み、またそこでの因縁が、来世での出会いにつながると、仏教は考えます。 なので、「どんな小さな出会いでも大切に。そ…
大阪版の「れ」は、 「連木で腹切る」です。 連木とは「すりこぎ」のことで、とてもこれでは腹は切れません。 「不可能なことをしようとしている」ことのたとえです。 今は情報が簡単に取れますから、あんまり闇雲に不可能なことをすることは、少ないかも知…
大阪版の「た」は、 「大食上戸の餅食らい」です。 これは、ストレートにとってよろしい。 「大食し、大酒も飲んで、その上さらに、餅まで食べる!!」てな大食らいを言います。 どっかに1人、いますよね!? 飲む! 呑む!! 酒呑みのつまみ… …と思いきや!…
大阪版の「よ」は、 「横槌で庭を掃く」です。 横槌というのは、丸太の片方を細く削って、持ちやすくした道具。 主に藁などを叩くのに使います。 「横鎚でなんか庭を履けないから、間違った道具の使い方をすること!」 って思った方! 僕を含めて、ジャンネ…
大阪版の「か」は 「陰裏の豆もはじけ時」です。 日陰に植えた豆でも、いずれは成熟してはじけることから来てるんですが… “豆”を調べると、“女陰”のことだそうです。 そこからたとえて、「どんな女性でも必ず成熟するときが来る」という意味になるそうです。…
大阪版の「わ」は、 「若い時は二度ない」です。 若いときは二度とない。 だから、若い時を大切にせよ、という言葉です。 しかし、これに反論した方がいらっしゃいまして。 「老年だって、二度ない」と。 確かに、そうですね~ 僕も40代後半ですが、若いとき…
大阪版の「を」は、 「鬼の女房に鬼神」です。 鬼のような男に奥さんを尋ねたら、「鬼神」だった!! 残忍な男の嫁になるには、それに相当するような女でなければ、釣り合わない。 「似たもの夫婦」ということです。 僕自身は夫婦になったことはないし、これ…
大阪版の「る」は、 「類をもって集まる」です。 京版でも、これでしたね。 要は、「類は友を呼ぶ」。 「同じ性格の者たちが、自然と集まる」といった意味になります。 swarmも何年目でしょうか。 いろんなグループと、お付き合いさせていただいています。 …
大阪版の「ぬ」は、 「盗人の昼寝」です。 盗人が昼寝なんて、何か間抜けなようですが、盗人のメインは夜。 夜に働く?ために、昼間は寝ておいて、体力を回復させる必要があることから、 「一見意味がないように見えても、当人にとってはちゃんと意味がある…
大阪版の「り」は、 「綸言汗の如し」です。 京版と同じで、裏ブログでも扱っています。 kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp 「綸言」とは、「中国の皇帝の言葉」で、それはそれは神聖なもの。 臣下はもちろん、発した皇帝自らも、迂闊に訂正することは出…
大阪版の「ち」は、 「地獄(ぢごく)の沙汰も金次第」です。 意味的には、世の中なんと言っても、お金の力は大きいってことになります。 お金がなければ暮らしていけないし、食べてもいけないわけです。 今は実家暮らしですが、一人暮らしの時は、他に頼れ…
大阪版の「と」は、 「遠い一家より近い隣」です。 ここでの「一家」とは、親戚のこと。 何かあった時、頼りになるのは遠く、それも疎遠にしている親戚より、近隣に住んでいる他人の方だ、という意味になります。 人の付き合いといえば、まずは会社ですね。 …
大阪版の「へ」は、 「下手の長談義」です。 ある程度自信を持っている分野であれば、的確な話が出来ます。 僕の場合は鉄道とか、野球とか(観る専門だけど)、…。 これらは既に、頭の中で系統立った思考が出来ている。 インデックス化されていて、その時々…
大阪版の「ほ」は、 「惚れたが因果」です。 惚れちゃったら運の尽き。 しょうがないやい! ごちそうさま的な言葉ですね。 人を好きになったことって、ないです。 友達はいるし、飲み友達もいるけど、決定的に「自分のものにしたい」と思った人って、いない…
大阪版の「に」は、 「憎まれっ子頭堅し」です。 憎まれるような人ほど、扱いにくいものです。 それでも意外に力はあって、自己繁栄する、といった意味になります。 職場でも、「名物」と言われている人は、往々にしてそういう方が多いわけです。 なので、正…
大阪版の「は」は、 「花より団子」です。 外観なんかより、実質を重んじる風潮を言います。 風流よりも、実益。 そう、風流では、食べていけないのです。 大阪の方は、このような方が多い?なんて言ったら、怒られそう!? でも、考え方の一つであることは…
※ 順番を調整しました。 大阪版の「ろ」は、 「六十の三つ子」です。 もう一説ありますが、京版と被るので、そちらへ譲ります。 最初にこれを見て… 「わぁ~!60歳まで子宝に恵まれなかったのに、やっと生まれたら三つ子!! たいへ~ん!!」 なんて思った…
大阪版の「い」は 「一を聞いて十を知る」 です。 物事の一端を聞いただけで、全体を理解してしまう様な、賢さや理解力の良さを褒める言葉です。 孔子の弟子が、同じく門人を褒めて「彼は一を聞いて十を知るが、自分は一を聞いても二を知るのがやっと」とい…
現在進行中の「『黄金餅』の思い出…」。 現在、飯倉六丁目かな? でも、取材はすべて終了。 あとは順番待って、載せるだけ。 このシリーズの後継は、別途考えるとして… これ以外にも、3本のブログの幾つかのシリーズが、終わったり終盤だったり。 何か替わる…