今週のお題「印象に残っている新人」
プロ野球。
もちろん、新人から活躍する選手もいますが、数年間は二軍で修行して、一軍デビューを果たす選手も数多くいます。
そういった選手たちも、「新人」です。
観客にとっては。
福岡ソフトバンクホークスの“福ちゃん”こと、福田秀平選手は、元々は内野手でした。
でも当時、鉄板のレギュラー・川﨑選手がいたんですね。
なので外野手に転向、ある試合で、センターで先発デビューを果たしました。
今でこそ、打ってよし走ってよし守ってよしと、スタメンに登場しても誰も驚かない実力をつけていますが、当時は僕も「誰?」って印象でした。
でも、気になったんですね。
1回、2回と、試合は進みますが…、どういうわけか、この日はセンターへ打球が飛ばない。
だんだん、心配になってきました。
終盤に入って、ラインドライブがかかった難しいライナーが、センターへ飛びました。
ここで福ちゃん、目測を誤り、後逸!
多分、むちゃくちゃ緊張と闘っていたんでたんでしょう。
その上、急造外野手には難しい打球。
誰もが思ったでしょう。
「やっちゃったな…」と。
でも、僕の感想は違いまして。
「それまでに一本でも、イージーなセンターフライが飛んでくればよかったのに…」
そうすれば、緊張が解けたんじゃないかなって、思ったんです。
でもね、これをきっかけに、僕は彼のファンになりました。
そしたら彼もめげることなく、徐々に実力を発揮。
日本シリーズで、ビッグゲームで、印象に残るプレーを何度も見せてくれました。
去年観戦した、東京ドームの鷹の祭典では、目の覚めるようなタイムリースリーベース!!
ヒーローになりました!!
あの日の福ちゃんは、輝いてたなぁ…。
前年はケガで棒に振ってるだけに、喜びもひとしおだったでしょうね。
僕も、うれしかったなぁ…。
そうそう、同じく福ちゃんファンの女性と、ネットで知り合えたおまけまで付いて!
もう3年近く、かな?
数々の「福」を、もたらしてくれた選手なのです。