話は中高時代に、戻ります。
鹿児島で苦労したことと言えば、あとは「言葉」でしょうか。
やっぱり、関東とはだいぶ、違います。
よく、歴史ドラマなどの鹿児島弁で出てくる「~でゴワス」。
「~でございます」だったかな?
日常会話では、まず、出てきません。
「おいどん」も、ほとんどないですね。
ただし、「おい」「わい」は、よく使いました。
年配の先生などは「わいどんがー!!」なんて、怒鳴ったりね。
ここで、注意点が一つ。
「わい」の意味は「お前、あんた」であって、自分自身を指す言葉では、ないのです。
関西からの人は、まず、面食らうでしょうね。
これもドラマで出ていた「チェスト(気合い入れて)行け!」は、もちっと砕けた形で、野球部員とかが使ってました。
「頑張れ!」はあまり使わずに、「キバレ(気張れ)!」を使いましたね。
「~じゃん」と使うと、東京かぶれと嫌われたので、意識して使いませんでした。
そういえば、神奈川から来たというと、大抵「えっ、横浜?」って答えが帰ってきました。
神奈川も細分化してますから、綾瀬くんだりなのに、横浜に申し訳なかったり!?
まぁ、僕も姶良町からなんて言わずに、「鹿児島から~」なんて言っちゃいますけどね。
「寺尾のふるさとの隣町♪」とは、言ったかな?
あとは、「川崎宗則♪」
話を戻して…
語尾と言えば、「~じゃないの?」の意味で、「~だがね」は、よく聞きました。
「行こう!」は、「行くが~!」だったり。
それでも僕は、既に中学生になっていましたから、まわりも標準語を理解してくれまして、それぼど困ることはありませんでした。
小学生から行った弟の方が、先生も生徒もどっぷり鹿児島でしたから、苦労は絶えなかったと思います。
より地域との関わりが深い、小学生活。
年配の方や、高齢の先生などの言葉は、「外国語!」だったそうです。
現地の子たちも、意味がわからないことがあったそうですから。
その分、ディープに鹿児島に染まって、今も鹿児島に住んでますけどね。
僕が鹿児島で覚えた言葉は、ただ3つ。
1つ目は「なおす」
九州一円の言葉で、意味は「しまう」です。
これは、有名ですね。♪
2つ目は「やっせん!」
「ダメ」って意味になります。
優劣のダメも、禁止のダメも、この言葉を使います。
そして3つ目は、方言かどうかはわかりませんが、大変便利な言葉♪
「だったね~」「あぁ~だった!」
良くないこと、やってないことを人に指摘されたとき、「あぁ~だったね~♪」って、さらりとかわすのです。
言った方も直ちにやるわけじゃないし、返された方も何となく収まりがつく。
お互い角が立たない、スムーズ?なやりとりが成立するわけです。
だからといって、あんまりあれこれ重箱をつつき過ぎると…、
「ぎを言うな!!」
って、逆ギレされますけどね…。
次の思い出は、こちら
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
前の思い出は、こちら