今日も、東海道!
昨日撮り逃がしたものを、ね。
江戸から東海道を京へ向かうと、北側にある富士山は、進行方向右側に見えるわけです。
(画面右から左に移動中です)
でもですね…
実は、進行方向の左側に、富士山が現れる場所があるんです。
たった、2ヶ所だけ。
今回はそれに加え、現代が生んだ「もうひとつの左富士」にもチャレンジ。
計3ヶ所の左富士に、挑戦しました。
天気は晴れながら、雲が多めの展開に少々気をもみながら、新幹線で最初の目的地・静岡へ。
いや、正確には目的地ではないな…。
静岡を発車して安倍川を渡ると、列車は大きく左へカーブ。
カメラ、スタンバイ!
…なにが起こるのか。
東海道新幹線だって、富士山は進行方向右側・山側のE席から見えるものです。
席も、2人掛けでもあるDE席から、埋まっていきます。
この区間は、位置的に富士山を通り過ぎています。
ここで大きな左カーブをした結果、列車はほぼ真南へ向かう形になり、通常見えないはずの、進行方向左側・海側のA席の窓後方に、富士山が現れるのです。
まさに、「現代が生んだ左富士」でしょ♪
でも、行きは上手く行きませんでした。
でも、肉眼では確認したので、行ける!と、すぐに次の掛川で折り返し。
今度は設定を調整して…
何とか入りました~♪
ごくごく、薄いけど…。
撮影した座席は、こちら。
実は、左富士で最初に知ったのは、このスポット。
新幹線の車窓案内の本が、ありましてね。
でも、条件が良くないと、そもそもなかなか見えない。
晴れてもガスってたりね。
安倍川を渡ってからトンネルまで、実は数十秒は見えるチャンスがあるんですが、静岡駅通過の「のぞみ」では、タイミングが取りづらいかも。
一般のスポットと違って、止まっていられないしね(笑)
薄かったけど、撮れて嬉しかったですよ♪
さて、次に向かったのは、富士市の吉原。
紙の街ですね。
木材と水が豊富だったので、昔から紙すきが盛ん。
今でも富士市の主要産業で、特にトイレットペーパーは、全国の1/3を富士市で生産しているそうですよ。
こんな“らしい”お土産も♪
今回の3スポットの中では、距離的に一番富士山に近い!
畏敬の念を抱くの、わかる気がします。
で、途中で街道は大きく右カーブ!
右にあった富士山は…
正面に回り…
左へ!
当時の旅人たちも、面白い!って、思ったことでしょう。
歌川広重が、浮世絵を描いています。
松の木の間から、富士山。
その松も、残ってましてね。
実は神社もあります。
その名も「左富士神社」!
バス停も「左富士」♪
やっぱり、当時の売れっ子絵師・広重に描いてもらったのは、住民はきっと嬉しかったんでしょうね。
街は静かだったけど、そんな思いが伝わってくるような、気がしましたよ♪
さて、さらに茅ヶ崎へ移動します。
でも地図を見ると、やや南へ下がっていて、ある地点から切り返すように、大きな右カーブで北西へ!
ここには「千の川」という小さな川が流れていて、「鳥井戸橋」という橋がかかっています。
ここが、
南湖の左富士。
川のずーっと向こうに、富士山が見えるはずだったんですが…
残念ながら、空はどこまでも白く…
なので…
…これでご勘弁を。。。
いつの日か、再訪したいと思います。