信濃国。
令制国は「○州」という呼び方をしますが、「信州」という呼び方は、全国でも最も定着しているのではないでしょうか?
信州大学、テレビ信州、信州ハム、信州サーモン、…
信州乙女は泣いて言うた…
「早く卒業してね…」と言うた…。
碓氷峠にあった、熊ノ平変電所。
かつてはこの脇を、アプトの機関車が行き来していてました。
その次は、“シェルパ”こと、EF63。
今は新幹線で、一瞬です。
信濃国は、大きく分けて4つの地域に別れます。
撫でるとその部分がよくなるという「おびんずる様」や、鳩が隠れている額など、見どころはたくさん。
本尊の真下にある「極楽への錠前」に触る「戒壇めぐり」は、何も見えない真っ暗な通路を、手探りだけで探す旅。
かなり怖い道中ですが、恐る恐る進むと、確かに錠前の手応えがありました。
ちょっと!携帯で照らしちゃ、いけませんよ!!
小布施は北斎が晩年過ごした街。
高井鴻山が庇護しました。
当地では、肉筆画を多く残しています。
鴻山ゆかりの酒造所「桝一市村酒造場」の酒は、どれも良質だったなぁ…。
篠ノ井から篠ノ井線を松本方面に上がる路線は、善光寺平が一望できます。
日本の三大車窓に数えられるそうですよ。
上田、小諸、軽井沢などは、「東信」
母の故郷になります。
地域としては、北信と結びつきが強いですね。
※ 何年も前の写真です。
「日昌亭」は、奇をてらわない、支那そば♪
上田市民が愛する味です。
やきそばはさらに、有名かも!?
記事も、書きました♪
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
僕は6年間、ここに住みました。
水が美味しいところでねぇ!
中心は松本駅と、
松本空港!
この写真当時はYSですが、今は滑走路が延長、設備も近代化されて、ジェット機が入れるようになりました。
長野オリンピックの時は、活躍したんですけどね~
東京便、大阪便、名古屋便をどれ一つとして持てないので、今はやはり厳しいです…。
ちなみに、ジェット化の背景には…、
「長野市には新幹線が通るんだから、松本空港はジェット化しろ!」って声が、そうさせたとか!?
松本城を撮るなら、冬から春がいいですよ。
アルプスの雪山が借景になって、一段と美しさが増します。
城の内部は、寒いですけどね…。
その北は、人気のある観光地になった、安曇野。
特に訪れる人が多い、「大王わさび農場」
上高地を忘れてはいけません。
何度訪れても感動する、希有な観光地だと思います。
木曽地域も中信地域に入ります。
秋の木曽路は雨でしたね~
長野と松本との比較では、松本との結びつきが強いですが、飯田地域はむしろ、静岡とか愛知とかを向いていますね。
諏訪湖は南信の恵みです。
ワカサギが釣れたり、冬はスケートが出来たり。
御神渡も見られます。
ですが、「みどりの諏訪湖」は、褒め言葉じゃないので注意。
アオコは改善されてるようですけどね。
畔に立つ、こんなモダンな洋館ですが…
実は公衆浴場「片倉館」。
生糸で大もうけをした片倉家が、従業員の福利厚生のために建てた施設です。
「戦前」ですよ!
大きくて深い「千人風呂」は、玉砂利が敷いてあって、快感!
去年は数え7年に一度、御柱祭でしたね~
一番太い「本宮一之御柱」は、やっぱり一番目立つところに!
やっぱりみんな、これを曳きたいんでしょうね~
くじ引きでは、悲喜こもごもです。
信濃国は広い上に、国内も山や峠で、あちこちを隔てられている地勢です。
4地域間の結びつきは、あまり強いとは言えないかも知れません。
でも、それを結びつけているのは、これ!
長野県歌「信濃の国」
松本出身で長野師範学校の教師、浅井洌先生が作詞したこの歌。
当時は東北信の長野県と、中南信の筑摩県が合併してまもない頃で、地勢から元々県民意識が低い上、旧両県出身者の間で、対立もあったと言います。
そこで、長野県全土の風物や地理、歴史、偉人などを歌に盛り込んで、教育のために使おうと、この歌を発表。
学校などで盛んに歌われた結果、信州人のほとんどが、この「信濃の国」を歌えるまでになりました。
今でも、信州人の宴会の締めは、この歌の大合唱らしい!
証拠に、この前泊まった宿では、箸袋にこんな配慮が♪
これなら、多少あやふやでも、バッチリ!?
決して同じ方向を向いているとは言えない、東北中南信。
この「四信」を、この歌が束ねていると言っても、過言ではないのですよ!
次は5・飛騨国です
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前の国は、こちら
3・上野国