国の重要無形民俗文化財です。
浄瑠璃は、琵琶とか三味線とかを伴奏に、太夫が詠々と語るもの。
戦国時代、「浄瑠璃物語」というお話に、当時成立した三味線を伴奏に、節を付けて語ったのが起源らしいです。
人形を使って劇仕立てにしたのが、人形浄瑠璃で、淡路人形座も人形浄瑠璃。
淡路人形座は、創成期から演じられてる人形浄瑠璃で、500年以上の歴史があるそうです。
開演です。
まずは「式三番叟」
おめでたい舞ですね。
これを人形で行います。
なかなか、しなやかな動きをしますね。
ここで、人形浄瑠璃の学習コーナー。
人形浄瑠璃は、
語るのは、太夫!
演じるのは、人形!
伴奏は、三味線!
という、シンプルな構成。
でも、太夫はすべての登場人物を、一人で語り分けなければならず、三味線もたった三線の三味線で、場の雰囲気を作ったり、合いの手を入れたり。
シンプルなだけに、大変難しい芸能です。
最も難しく、花形でもある人形遣いは、最大3人で演じますが、ちょっとした手の仕草だったり、首の傾げ方だったりで、本当に人形が生きているように見える!
実はまさかの体験コーナー開催!
選ばれた人は悪戦苦闘で、会場大爆笑!!
ちょっと気を抜くと、とたんに人形は、人間じゃない仕草になっちゃいます。
「足遣い」を2回こなした男の子、頑張っていましたよ~♪
そして演目「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」
白狐が天竺で悪さして追われ、唐土で悪さして追われ、日本に。
物語が始まります。
物思いに耽る姫の前に、突如現れた白狐!
矢のような速さで、姫の急所に噛みつく!!
まさにそれは動物の速さ。
人間ではとても出来ない、人形ならではの業ですね。
その後も、姫に化けた狐が、一瞬だけ本性を現したり、やられた狐が天高く飛んでったり。
人形を生かした迫真の演技に、僕も観客も大興奮です!
後半は白狐の七変化。
一瞬で人形を取り替え、人形遣いまでも衣装替える、何たる早業!
しかも、人形によって仕草を変え声色を変えて演じ分ける、太夫と三味線、そして人形遣いには脱帽です!
大変楽しく、興味深い芸能でしたよ♪
いやぁ~もっともっと、日本の伝統芸能を見なきゃいけませんね。
日本人が、見なきゃいけない。
理論まで行かなくったって、せめて感想ぐらいは言えるようにしないと、日本人としてもったいない、と思いました。
一座は遠方・淡路から。
こんなおみやげを♪
玉ねぎが特産なんだそうです。
玉ねぎをたっぷり使った、カレー!
(客席では食べられません)
玉ねぎがまろやかな、美味しいカレーでしたよ♪