女鳥羽川。
「めとばがわ」と読みます。
水源はどうやら、美ヶ原。
弧を描いて松本市内を流れ、田川となって奈良井川に注ぎ、さらに梓川と合流します。
川は次第に犀川と名前を変え、千曲川を経て、最終的には新潟の日本海へ注ぐ、信濃川となります。
細い川筋ではありますが、松本市内ではお馴染みの川で、「女鳥羽」という地名やアパートがあるぐらい、親しまれています。
写真はないですが、小正月には河川敷で、三九郎焼がありますね。
長い木の柱を建ててね、火を燃やします。
繭玉に見立てた餅を、焼くんじゃなかったかな?
あっ、松本では左義長(どんど焼き)のことを、「三九郎焼」と言います。
松本他の中信地方に多い、「道祖神」の神主に因むらしいです(諸説あります)。
この女鳥羽川を渡る橋「千歳橋」
他の人が写っちゃった…。
ちなみに、読みは「せんさいばし」ですよ。
この橋の右側は…
簡素ながら、活気のある店舗が並びます。
「縄手通り」言いましてね。
「縄を引っ張ったように、真っ直ぐ」って意味があるそうです。
昔はバラックのような古い小屋が、狭い堤に並んでたんですよ。
ちょっと古いけど、人情味溢れる店主も客も多かった。
そもそも、ここの鳥居前でしてね。
四柱神社。
「よはしらじんじゃ」です。
松本では信仰篤い神社でしてね。
天照大神ほか、4神・4柱をお祀りし、願い事、結びの神として崇められています。
僕も、お詣りしました。
ちなみに、橋の左側は…
六九町という別の町でした。
こちらは厩が多くて、54の厩(馬?)がいたので、この名前だそうです。
そう、「六」 × 「九」 = 「五十四」
こんなシャレのような町名が、本当にあったんですよ。
僕がいた15年前は、残念ながら既に寂れていまして。
ほぼ、シャッター街でした。
スーパーが1店、頑張ってて。
商店街はこれまたシャレの「ロック」を流したりもしてたんですが、今はもう、店は残っていないようです。
そういえば…
この前、押上文庫で、こんな酒を。
「女鳥羽の泉」
善哉酒造。
松本市大手5丁目。
酒造所の敷地から自噴する湧き水を使った酒は、格別だったなぁ…。
次の思い出は、執筆中!
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