螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

石町・「黄金餅」の思い出・15…

※ この記事は落語「黄金餅」からインスピレーションを得て作成しておりますが、内容は素人の散歩であり、地理、歴史及び落語の研究には主眼を置いておりませんので、ご了承願います。

 

本銀町の次は、石町。

今の江戸通りに面した辺りまでになるようです。

このシリーズでも触れた「新石町」が出来たので、後のこの界隈は「本石町」と名乗ることになりました。

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

ここには「金座」がありましてね。

貨幣を鋳造、検品等をしていたそうです。

その敷地は、今は…

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日本銀行に、なっております。

 

普通銀行も多いですね。

山口銀行
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岐阜県十六銀行

“一六”銀行とすると、質屋になってしまいます…。
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長野の八十二銀行

実は「82番目の銀行」じゃないんですよ。
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上田の第十九銀行、松代の六十三銀行が合併したので、足して八十二、だそうです。

 

江戸通りの地下は、JR総武線

新日本橋駅がありますが…
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ネーミング、困ったでしょうね。
石町でもありますし、現区割りだと、本町、室町。

かつ、「日本橋駅」は、既にある。

苦し紛れの「新日本橋駅」だったと思います。

 

近くにはこんなスポットも。
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長崎屋はオランダ人カピタンの定宿であり、ここから将軍に謁見したそうです。

 

あと、石町と言えば、
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時の鐘があり、町人に時を知らせていたそうです。
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この「時の鐘通り」を、鐘を撞く役人、辻源七が行き来して、お役目を勤めたそうです。

 

鐘楼は移設されていて。

実は別の取材で思いがけず、撮影してた!

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小伝馬町の十思公園に、復元されています。


ひねもすのたり…」のこの人には、時は関係なかった!?
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夜半亭は、多くの俳人が出入りした場所。

その中に、かの有名な「与謝蕪村」がいました。

 

のたり、のたりと脱線してばかりいないで…

そろそろ次へまいりましょうか。

 

次は「日本橋を渡りまして…」

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振り返って「本銀町へ出まして…」

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