大阪版の「へ」は、
「下手の長談義」です。
ある程度自信を持っている分野であれば、的確な話が出来ます。
僕の場合は鉄道とか、野球とか(観る専門だけど)、…。
これらは既に、頭の中で系統立った思考が出来ている。
インデックス化されていて、その時々に合わせた知識を適切に引っ張り出して、話が出来るわけです。
一方、先日の文庫で話題に出た歌舞伎とか、その前見たバレエとかは、そもそも談義が出来ない。
全くの新分野なので、話すとっかかりすらない。
なので、その道の方の話を聞く、一辺倒になります。
その中間、少し聞きかじった程度の分野が、この「下手の長談義」に該当するわけですね。
僕だと航空、料理、サッカー、競馬、人生、…。
鉄道だって野球だって、専門分野が違えば、この部類になります。
この分野は、ある程度は知識があって、話は出来るけど、系統立ってないので、グダグダな話になりがちです。
それを、この言葉は表現しているんでしょうけど、実際のところ、語ることで頭の中の知識が整理され、よりスマートな理解になるのではないかとは、思います。
特に、同じくらいの知識の人と語り合うのは、とてもいいことだと思います。
逆に、自分よりも知識がある方には、こちらから談義を仕掛けるのは、やめた方がいいかもしれません。
知ってることを長々と聞かされたり、いちいち間違いを指摘したり、その方にとって、ストレスの溜まる作業が発生しちゃいますから。
あくまでも話を聞くスタンスで、話題を振って、その方に大いに語ってもらった方が、お互い知識の整理にもなって、いいような気がしますね。