螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

湯河原町と神奈川県の思い出・8…

窓口での業務は、切手類を売るばかりではありません。

書留なども、引き受けなければなりません。

 

バーコードを打って、その番号を控えに書き込んで、渡します。

今は番号は、印字されるようですね。

現金書留は、封筒が専用ですから別系統で、バーコードを5ヶ所打ちました。

小包にも書留を付けられるんですよ。

番号は普通の小包でも追跡されますが、書留にすると、より高い保障が付きます。

 

意外と面倒なのが、代金引換。

受け取ったお金をどう送金するかを、書いてもらわなければなりません。

為替とか、口座への入金とか、幾つか方法がありました。

 

配達証明なんてのもありました。

実際には、配達の際に印鑑をもらう「配達証」と割り印した、証明書類を配達するんですが、引受時は赤い線を1本引きます。

 

内容証明はさらに難しく、ミスが許されません。

ミスすると法的に、証拠書類にならなくなってしまうので、人や会社の運命をも左右する、とも言われました。

 

実際には郵便局は、内容には関知しません。

どんな内容が書かれていてもいいんですが、書き方が形式に則っていなければ、証明の対象にならないわけです。

銀行などは印刷で持ってきますが、個人の場合は手書きの場合もあり、そうするとマス目に2文字入れて「1字加入」になったり、2枚目との割り印がなかったり、謄本という原本と、差出文書の内容が異なっていたりとかするわけで、これを郵便局員は、見逃してはいけないわけです。

内容証明だけは、必ず上司の検印をもらわないと、引受が出来ませんでした。

 

でも僕の場合、訓練期間にあんまり、内容証明が来なかったんですよね。

特に銀行のはほぼ間違いがないので、練習にはもってこい!だったんだよね、って、怖い先輩が言ってました…。

 

 

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