大阪版の「お」は、
「陰陽師身の上知らず」です。
陰陽師は、人の吉兆を占う職業です。
しかし、自らの吉兆は、わかりません。
そこから、「他人のことはよく見えても、自分のことはわかりにくい」という芋になります。
確かに、他人のことは客観的に見えますから、いろいろわかるんですよね。
こうしたらいいのにと、つい口を出してしまいます。
でも、いざ自分のこととなると、どうしても主観や、我が身のかわいさが入ってしまいます。
冷静に自分を見つめることは、なかなか難しいです。
僕も失業時代、面接の原稿書きに、随分苦労しましたしね。
面接では、「自分はこういう人間です!」ってのを語る場ですからね。
就職活動は、企業研究と自己分析が両輪。
自らを見つめ直して、自分がどんな人間なのかを理解するのは、大変骨の折れる作業なのです。
意外と、他人に聞いてみるのも、いいんですよ。
他人は自分を、客観的に見てくれますから。
意外な意見が、飛び出すかもしれませんよ。