晩秋の青森県を、空から。
三沢空港に着陸。
日本航空JA327J号機でした。
三沢の他、八戸や下北半島などが、利用圏内になります。
日本航空の、赤組空港ですね。
バスガイドさんが、こんなことを話してくれました。
かつて、日本からアメリカへの太平洋横断飛行が、冒険として試みられていました。
何度も失敗するんですが、この三沢が距離的にも緯度的にも、アメリカの都市を目指しやすいことがわかり、ここからチャレンジしたところ、見事成功したそうです。
到着したのはワシントン州のウェナッチ市で、今も三沢市とは姉妹都市の関係。
積極的な交流が続いているそうです。
現在の三沢空港は、本来米軍の基地。
もちろん、航空自衛隊の基地もあり、ともに、主に北方への備えとして、にらみをきかせています。
ここに駐屯する米軍機を、「北の槍」と言うそうです。
これは、ポストの装飾。
XF-2Aは、今の主力、F-2戦闘機の試作機です。
F-2は僕が前に行った築城の他、三沢基地にも多数配備されています。
航空ショーにも、出るんじゃないかな?
一方で、民間空港でもあり、羽田便、大阪便の他、丘珠便、土休日は函館便もフライトします。
ただ、羽田便が東北新幹線と競合するため、旅客は減少気味だそうです。
ターミナルも、小型ですね。
売店1軒、レストラン1軒!
窓際のカウンター席が取れれば、到着風景が見れますよ♪
これもバスガイドさんの話ですが、かつては民間機搭乗用のターミナルは、空港隣接には作れなかったそう。
機密の塊ですからね~
ターミナルは市内中心部にあり、搭乗手続、保安検査後、そこから15分かけて、バスで空港まで移動しなければなりませんでした。
もちろん、荷物も同じように輸送ですから、大変不便だったそうです。
とは言え、青森県にもう一つある青森空港は、当時は雪に閉ざされ、夏季しか営業できない空港。
もちろん、新幹線もありませんでした。
三沢空港は、比較的雪が少なく、冬季も運用可能でしたから、不便ながらも、県民の期待を重く背負った、大切な空港だったそうですよ。
そんな声が米軍を動かし、今は空港内にターミナルが出来ました。
小さいけれど、県民にとっては大変喜ばしいことだったんだそうですよ。
デッキにも上がってみました。
真っ暗ですが。
何故か、青い点々が、きれいでした♪
この夜空へ旅立つのは、あと少しです。