京成電鉄。
京成上野と、東京都東北部と、千葉県北中部を結ぶ路線ですね。
“成”は「成田」
元々は成田山新勝寺への参詣客輸送を目的に、敷かれた路線です。
京急でも書きましたが、鉄道では寺社への参詣客の輸送を目的にして、敷設されるケースが多いですね。
黎明期、鉄道は怖がられたり、馬車を圧迫すると嫌われたりと、決して諸手を挙げて誘致!なんて状況ではなかったそうです。
神社仏閣への参詣客輸送は、大義名分としては、申し分ないです。
京成線は京成上野からの本線と、都営浅草線からの押上線が、青砥で合流する形になっています。
路線は成田まで行きますが、京成津田沼からは千葉線が分岐して、千葉中央から元千葉急行の路線を通って、ちはら台まで行きます。
もちろん、スカイライナーも!
スカイライナーは、成田空港を直結する、京成のエース。
時速160kmを誇ります。
弁当食べる時間、ないけどね…
あと、高砂からは金町線が分岐しますね。
寅さんの故郷として、今でも訪れる人が多数います。
車両は3500形。
鋼製車にステンレスを貼り付けた、京成初の冷房車だそうです。
前照灯がこのタイプもいますね。
今の主力は、こちらの3000形。
既に274両もいますし、グループの北総や新京成にも、同型車がいますね。
頭髪に悩む人に、こんな写真を見せてはなりませぬ!?
一つ前が、3700形。
VVVFインバータ車です。
北総鉄道直通用に運用が増え、たくさん作ったので、桁があふれて3800台まで浸食しています。
3400形は、初代スカイライナーの走り装置を使い、通勤車に改造した車両です。
普通鋼ですが、当時新製の3700形と同等の装備です。
原型という意味では、こちらが最古参かな?
3600形は界磁チョッパ(一部VVVF)、オールステンレスの電車です。
直通相手は、実は多彩で、浅草線の東京都交通局の他、グループの北総、新京成(千葉線)、千葉ニュータウン鉄道(元・公団車)、京急、芝山鉄道が乗り入れます。
特に押上線は、多種多彩な電車が走りますね♪
成田空港輸送には力を入れてますが、ほぼ全線がJRなど、他社との競合路線で、経営は大変な模様です。
かつては、都営浅草線に乗り入れるために、全線を1435mmの標準軌に改軌するという、大工事を強いられたことも、歴史に刻まれています。
一度、経営危機に陥ったこともありました。
それでも、千葉を代表する企業として、奮闘を続けていますね。
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