大阪版の「し」は、
「尻食らえ観音」です。
こんな話が、あるそうです。
兎は、後ろ足が長いこともあり、坂を下るのは、実は苦手。
なので、「観音様の慈悲を乞うて」、信心して下ります。
一方、上り坂は、後ろ足で力強く蹴り上げることが出来るため、怖くもなんともない。
「尻食らえ観音!」なんて、いい気なもんです。
なので、調子の悪い時だけ頼り、調子が良くなると罵ることを言います。
そうは、なりたくないものですね。
でも、関係が深くなればなるほど、実はこんな対応をしがちですよね。
「わかってくれる」と、つい甘えてしまう。
ある時、強烈なしっぺ返しを食らうことも、あるのです。
ちょっとのことなら我慢もしてくれるでしょうが、それが積み重なって、しかもそれを「当然!」なんて思うようになると、危ないわけです。
新しく関係を持った人を、つい優先しがちです。
でも、実は大事にすべき人は、長く関係を保ってくれている人。
失った時に、ダメージが大きいのは…
おわかりですね。