旅の、最終日!
豊岡駅から、この列車に乗ります♪
普通列車浜坂行き。
JR西日本キハ47 1012号車。
鮮やかな朱色、「朱色5号」!
…「首都圏色」なんて通称、誰かつけたんだろう。。。!?
ほどなく、「城崎温泉」
外湯の街ですね♪
さて、この駅を出てしまうと、ガイドに載るようなスポットは、あまりありません。
ひたすら、「車窓を愛でる旅」出発です♪
雨が降っていました。
海は荒れ模様。
白い波が、岸辺を行き来します。
気動車に乗ってて楽しい理由に、リズムがあります。
同じディーゼルエンジンを使う、バスとも違うリズムが!
気動車は重いので、ディーゼルエンジンの力を、そのまま車輪に伝えるのは、なかなか難しいです。
そのままエンジンと車輪をつなぐと、伝達部分が壊れてしまいます。
特に発進時や低速時は、低速でいいから優しく回転する力(トルク)が、要るのです。
この動力を、変速機を介することで、作り出しています。
ほぼ、車のオートマチックトランスミッションと、同じ仕組みです。
お互いのトルクによって、最適な伝達がなされるわけです。
動力伝達に油を使うので、「液体式」なんて言ったりしますね♪
このときのエンジン音は、大きく、重々しいです。
スピードが乗ってくると、エンジン音が軽やかに変わります。
十分なトルクが得られたので、運転士さんは変速機を切り離します。
「直結」なんて言いますね。
これで、高回転な力を得て、さらに加速するわけです。
そのうち、急に車内が静かになります。
運転士さんが、エンジンも切り離したからです。
いわゆる「ニュートラル」、惰性走行です。
車でもってごくたまにやりますが、鉄道では当たり前のモード。
摩擦の低い鉄路なので、エンジンをかけずに、長時間、効率的な走行が出来るわけです♪
もちろん、坂やカーブによっては再加速もありますし、停止時にはエンジンブレーキに相当する仕組みもあります。
気動車の旅では、「音」も、注目なんですよ!
さて、とは言えブログでは、紹介出来るのは「車窓」なんで♪
京丹後のお茶を飲みながら♪
こちらは、浜坂名物のちくわ!
“本物”の竹を使います。
甘味があって、美味し!
ちょっと、食べにくいけど…
小島連なる…
こういう「小さな港町」いいですよね♪
初めての一人旅も、港町に寄りましたよ♪
緑が映える!
駅に到着!
実はこれ、餘部鉄橋!!
一部が残され、記念の遊歩道になっています。
ちょっと、内陸に入ります。
街になってきました。
終点、浜坂に到着です。
お疲れ様でした~!
若い人、幼い人にとって、鉄道の魅力は「新幹線!」「特急!」「新車!」かもしれません。
でも、鉄道の趣味は、とっても広い世界。
こういう気動車や、乗り潰し、末端線、秘境駅、駅弁、きっぷ・グッズ類、駅そば、模型、ダイヤ、メカニズム、音、…
もちろん、写真を撮る人や、海外に行く人もいますね。
この広い鉄道趣味の世界で、どれか一つでも、フィットするものが見つけられたのなら、それはとっても素晴らしいことだと思いますよ!