これ、「金矢倉」です。
盤の左下になります。
将棋の玉の囲い方の一つですね。
右側の飛車をその位置から前進させる、「居飛車」の時の、ポピュラーな囲い方です。
ネット対戦の将棋を勧めた、シャロSさんは、飛車を自陣内で横に振る、「振り飛車」派で、囲いは「美濃囲い」になりますが、僕は居飛車の矢倉派。
それも、一番右が金の、「金矢倉」に持っていくことが多いですね。
矢倉も美濃囲いも、囲うのに手数がかかるので、持久戦向きになります。
将棋を再開するにあたって、矢倉はずいぶん練習しました。
組み方を間違えたり、チャチャが入ったり…。
それでも最近は、安定して矢倉を組め、飛車道を空ける余裕も出てきましたね。
この日の相手は上級者、6級。
始めたら、相手は穴グマに持っていく、超持久戦!
穴グマは非常に堅い囲い方です。
玉を隅の角に持っていって、何重もの囲いを組む、超堅固な囲い!!
でも持ち時間は決まっていますから、そう攻める時間はありません。
「多分、崩せないだろうな~」と。
でも終盤、相手の攻撃をかわした後、ふと相手陣を見たら、ほころびが!
相手の駒切れをみて、攻めに転じる!!
結果…
「快勝!!」でしたよ♪
今回は、あまり無駄な駒をやらなかったこともありますが、実は今回、強固なはずの穴グマにも、弱点があることがわかって。
一つは、角に弱いこと。
斜めに狙う角は、ダイレクトに玉を狙いやすく、しかも合駒になってる駒を、相手は動かしづらい!
かなり、守りにくいのです。
今回は角を2枚、手にしましたからね~
飛車角交換で、あえて角を選択したのは、正しかったんです。
もう一つは、崩されたとき、逃げ道がないこと。
既に隅っこにいる上、時には味方の駒が邪魔をします。
実は、さっき相手の攻撃をかわせたのは、早めに玉を逃がしたから。
矢倉には有事のために、ちゃんと逃げ道が用意してあるんです。
やっぱり伝統ある矢倉囲い!
強いし、柔軟性もあるんですね!
たった一勝ではあるけれど、いろんなことに気づくことが出来た、
「金曜日の」の対局でした。
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