螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

「金」・一年生の思い出・49…

これ、「金矢倉」です。
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20190705000207j:image

盤の左下になります。

将棋の玉の囲い方の一つですね。

右側の飛車をその位置から前進させる、「居飛車」の時の、ポピュラーな囲い方です。

 

ネット対戦の将棋を勧めた、シャロSさんは、飛車を自陣内で横に振る、「振り飛車」派で、囲いは「美濃囲い」になりますが、僕は居飛車の矢倉派。

それも、一番右が金の、「金矢倉」に持っていくことが多いですね。

矢倉も美濃囲いも、囲うのに手数がかかるので、持久戦向きになります。

 

将棋を再開するにあたって、矢倉はずいぶん練習しました。

組み方を間違えたり、チャチャが入ったり…。

それでも最近は、安定して矢倉を組め、飛車道を空ける余裕も出てきましたね。

 

この日の相手は上級者、6級。

始めたら、相手は穴グマに持っていく、超持久戦!

穴グマは非常に堅い囲い方です。

玉を隅の角に持っていって、何重もの囲いを組む、超堅固な囲い!!

 

でも持ち時間は決まっていますから、そう攻める時間はありません。

「多分、崩せないだろうな~」と。

 

でも終盤、相手の攻撃をかわした後、ふと相手陣を見たら、ほころびが!

相手の駒切れをみて、攻めに転じる!!

 

結果… 

「快勝!!」でしたよ♪

 

今回は、あまり無駄な駒をやらなかったこともありますが、実は今回、強固なはずの穴グマにも、弱点があることがわかって。

 

一つは、角に弱いこと。

斜めに狙う角は、ダイレクトに玉を狙いやすく、しかも合駒になってる駒を、相手は動かしづらい!

かなり、守りにくいのです。

今回は角を2枚、手にしましたからね~

飛車角交換で、あえて角を選択したのは、正しかったんです。

 

もう一つは、崩されたとき、逃げ道がないこと。

既に隅っこにいる上、時には味方の駒が邪魔をします。

 

実は、さっき相手の攻撃をかわせたのは、早めに玉を逃がしたから。

矢倉には有事のために、ちゃんと逃げ道が用意してあるんです。

やっぱり伝統ある矢倉囲い!

強いし、柔軟性もあるんですね!

 

たった一勝ではあるけれど、いろんなことに気づくことが出来た、

「金曜日の」の対局でした。

 

 

次の漢字は、こちら

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

前の漢字は、こちら

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com