螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

お酒を買う…

今週のお題「二十歳」

 

今は、大学で未成年の学生に、酒を飲ませたりなんかしたら、飲ませた方の人生が終わってしまう時代になりましたね。

 

30年前の僕らの頃は、1年生から飲酒の機会があり、サークルでは、むしろ飲まされる時代でした。

 

確かに違法でしたが、今から思うと、経験者の先輩がたくさんいる中で、お酒デビューが出来たのは、安全だったような気もします。

 

「一気飲み」なんてのも、流行りましたね~

あ、一気飲みは命の危険があるので、やってもやらせてもダメですよ!

お酒に対しても、大変失礼な飲み方です。

 

後輩が、こんな目に遭ったことがありますよ。

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

なので、当時は20歳未満でも、それなりに飲む機会がありましたが、一つだけ、誓いを立てていて。

 

「自分から酒を買ったり、注文したりするのは、二十歳からにしよう」

 

2年生の冬、その日がやってきました。

今だったら、コンビニの多くがお酒を扱っていますが、当時はコンビニでは、お酒がある店は珍しかった。

酒屋出身の店しか、お酒は売っていませんでした。

 

なので、近くの酒屋さんへ。

この店、おばちゃんがやってる店で、お酒、飲料、お菓子、そして惣菜なんかも売ってました。

庶民的でしたが、惣菜はそれこそ、おふくろの味。

美味しくて、よく買いに行っていました。

 

そこで、おもむろにビールを手に。

ちょっと、ドキドキ…

おばちゃんは何も言いませんでしたけど、売ってくれました。

「やった!」

 

今の二十歳の人と違って、既に味は知っていますから、その意味での感慨はないんですが、

「自分でお酒を買えた」ことに酔った、冬の夜でした。