カント。
普通は、「イマヌエル・カント(Immanuel Kant)」が思い浮かぶでしょうね。
ドイツの哲学者です。
「○○批判」って本をたくさん書いてるので、「批判哲学」なんて言われてますね。
当の本人は、「きっちり四角四面!!」な人で、散歩から何から、時間通りで全く狂いがなかったそう。
死ぬ時も、「これでよい」といって、“計画的に!?”亡くなったそうです。
実は、大学1年で「倫理」を取った時、テーマがカントだったんですよね。
30年経って、これしか思い出せないというべきか、これだけでも覚えてたと言うべきか…
実は、カントにはもう一つ、意味があります。
「cant」ですが…
鉄道写真としては、ダメダメですが、わずかにカーブの内側の方が、傾いてるでしょ?
この傾きを、「カント」って言うんです。
電車にしても何にしても、カーブを曲がろうとすると、遠心力が働いて、外に振られます。
しかも、外側に倒そうとする力になるので、非常に危険なわけです。
そこで、カーブの内側を低くしてあげると、車などは内側に向かって、傾いた状態になります。
これなら、遠心力が打ち消され、安定して走行出来ますね。
高速で、小さく曲がろうとすればするほど、大きな遠心力を受けますから、ライダーはマシンからはみ出してまで、車体を傾けるわけですね。
ちなみに、ここは鈴鹿サーキットの難所!
「逆バンク」っていいます。
カントは、バンクとも言います。
ここ、小さなキツいカーブな割には、わざとカントを小さめにしてあるんです。
だから、十分減速しないと、非常に危険!
ライダーからすると、「バンクが逆方向に切ってある!」とさえ感じることから、この名前があるんだそうですよ。
鈴鹿サーキットは、1コーナーから逆バンク、デグナー、立体交差、ヘアピン、スプーン、130R、カシオトライアングル(日立オートモティブシステムズシケイン)と、名所だらけ!
今は、コロナで閑散としてるでしょうが…
いつかきっと、また「夢の舞台」に、なってくれることでしょう!
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