会社では、こんな意味で聞きます。
「Electronics Manufacturing Service」
OEM(Original equipment Manufacturer)は、既に設計された製品の、製造を請け負いますが、EMS企業は、設計、製造、物流まで請け負います。
発注側からすると、
「僕らの考えた通りに作ってね♪」がOEMなら、
「アイディア出すから、形にして、作って店まで並べてね♪」が、EMSなわけです。
発注側は、アイディアをぶん投げちゃえば、あとは工場も倉庫も要りません。
大きくコストを下げることが出来ます。
請け負う側としても、各社から請け負えば、部品などを共通で使えるメリットがあり、スケールメリットも出ます。
「ノウハウを持つ専門家に、任せよう!」ってわけです。
(画一化の嫌いは、ありますが)
このパッケージには、「物流」も含まれていますから、弊社の出番も、あるわけですね。
懐かしい所では…
(今もあります!)
ただ、今はコロナの影響で、引受停止ですが…
郵便局のサービスで、海外に早く送るための、速達専用のサービスです。
「Express Mail Service」の略だそうです。
今は国内郵便でも、レターバックなどの封筒一体型サービスがありますが、EMSは僕が郵便局員だった、20年以上前から、専用の封筒があり、差し出す人には無料で配布していました。
料金は距離と重量制なので、封筒には料金はコミじゃありませんが、専用のラベルもあって、簡単に手紙を出すことができました。
所要はだいたい、航空便より1~2日早かったですね。
中国、フィリピンぐらいなら、4日ぐらいで届いたようです。
湯河原では、フィリピンの女性がよく働きに来ていたので、本国に書類などを送るために、よく訪れていましたね。
なお、EMSは物品も送ることが出来ます。
大きさと重さは決まっていますが、国によっては30kgまで可能。
大きさは、最大辺(多くは1.5mまで)と、最大辺に他の辺を一周させた合計(多くは3mまで)、と言う、ちょっと変わった測り方をします。
意外と、小さいんですよ。
(郵便局の包装用品なら、一部を除いて利用可能です)
通関があるので、書類よりも日数は掛かりますが、それでも国際小包に速達を付けるより、早かったようです。
あと、「基本的に配達になる」ことも、大きなポイント。
国によっては、国際小包は配達にならず、窓口に取りに行かなければならない場合もあります。
早くて便利なEMSですが、現金や貴重品は送れません。
国によっては、いろんな禁制品が定められていますし、オーストラリアのように、箱に植物が書いてあるだけで、ダメ!って国もあります。
また、国や地域でも、取り扱いしてない所もありますね。
先のフィリピンも、全域ではないので、断ろうとしたこともありますが、押し切られて。
多分、日数は掛かったでしょうが、便宜的に、配達してくれたんでしょうね。
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