螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

STDEV・関数の思い出・11…

これは、見たことがない人が多いかも知れません。

標準偏差」を返す関数です。

 「STandard DEViation」からですね。

 

実際には、括弧内に多数の数値を入れるか、セルを範囲指定して、データを与えます。

値が入ると、Excelはまず、データの平均値を求めます。

 

次は各値と平均値との差を2乗して合計、「分散」を求めます。

「分散」は、2乗はしてあるものの、平均からの離れ具合を表す値です。

2乗するのは、負の符号を打ち消して、正負の値を同じように扱うためです。

 

最後に、同じ次元に戻すため、分散の平方根を取ると、「標準偏差」が出来上がります。

 

この関数を使ったのは、今の仕事に就いてからです。

何に使うかというと、

「全体としての、データのばらつき具合がわかる」んです。

 

通常、「正規分布」と言って、「平均±標準偏差」の範囲内に、データの約68%が含まれることが知られています。

この「標準偏差」が大きいと、例えばいろんな作業員の作業所要時間に、大きなばらつきがあり、全体の作業時間が見積もりにくい!ってことになります。

逆に、標準偏差が小さいと、ばらつきが小さく、みんな同じだけの技量を持っている、と評価できるわけです。

 

高校の数学では、「確率・統計」の分野ですね。

(今は「数学B」かな?)

実は、高校では入試に出ないと、授業ではほとんど扱われなかったんですよね。

 

でも、実際に社会に出て、こうやって実務に役に立つと、「感動もの!」なんですよ♪

 

 

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