これは、見たことがない人が多いかも知れません。
「標準偏差」を返す関数です。
「STandard DEViation」からですね。
実際には、括弧内に多数の数値を入れるか、セルを範囲指定して、データを与えます。
値が入ると、Excelはまず、データの平均値を求めます。
次は各値と平均値との差を2乗して合計、「分散」を求めます。
「分散」は、2乗はしてあるものの、平均からの離れ具合を表す値です。
2乗するのは、負の符号を打ち消して、正負の値を同じように扱うためです。
最後に、同じ次元に戻すため、分散の平方根を取ると、「標準偏差」が出来上がります。
この関数を使ったのは、今の仕事に就いてからです。
何に使うかというと、
「全体としての、データのばらつき具合がわかる」んです。
通常、「正規分布」と言って、「平均±標準偏差」の範囲内に、データの約68%が含まれることが知られています。
この「標準偏差」が大きいと、例えばいろんな作業員の作業所要時間に、大きなばらつきがあり、全体の作業時間が見積もりにくい!ってことになります。
逆に、標準偏差が小さいと、ばらつきが小さく、みんな同じだけの技量を持っている、と評価できるわけです。
高校の数学では、「確率・統計」の分野ですね。
(今は「数学B」かな?)
実は、高校では入試に出ないと、授業ではほとんど扱われなかったんですよね。
でも、実際に社会に出て、こうやって実務に役に立つと、「感動もの!」なんですよ♪
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