「チョットだけよ」なんて言わずに、見せてあげますが…
「JASマーク」
「Japanese Agricultural Standard」の略で、日本語では「日本農林規格」です。
生産および加工の方法が、規格に適合しているかどうかを示します。
「農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)」に基づいており、合格すれば、マークをつけられます。
ただし、このマークがないと販売できない、といったものではありません。
昔は、このマークだけでしたが…
今は有機生産した「有機JAS」や、特色ある方法で生産した「特定JAS」、流通方法にこだわった「流通JAS」、トレーサビリティで生産者情報を公表した「生産情報公表JAS」と、種類が広がりました。
JASと言えば、こちらを思い浮かべる人も、いるかな?
「日本エアシステム」
「Japan Air System」ですね。
今は合併して、 日本航空の一部です。
この会社、その前は「東亜国内航空(Toa Domestic Airlines)」だったんです。
でも、80年代後半に、日本航空の国際線独占が終わり、国際線に進出することになって。
さすがに「国内」はマズかろうと。
しかも、最初の開設はソウル線でしたから、「大東亜共栄圏」の連想も、非常に危険で、何を言われるかわからなかった。
そんな事情で、「日本エアシステム」になったんだと思います。
元々、国内路線、それも地方都市をつなぐような路線に、強みを持っていました。
鹿児島では離島便も、持っていましたしね。
幹線もありましたが、自動改札を備える日本航空、全日空に比べ、長く搭乗員の“もぎり”で、航空券を切っていました。
僕なんかは、かえって好感を持ってましたけどね♪
21世紀に入り、幹線が主の日本航空と合併、強みを補完し合うと思いきや、中での勢力争いが激化するうちに、会社は傾き、会社更生法適用、破綻の道へ。
僕の株券もパーにされましたが、名うての航空会社が、こうなってしまったことへの、残念な思いは今も残ります。
ちなみに…
東急の博物館と言える「電車とバスの博物館」に、YS-11があるのは、東亜国内航空時代に、東急電鉄の資本が入っていたからです。
JAS初期、そしてその前の東亜国内航空時代の、赤緑の塗色ですね。
東急電鉄が航空会社を所有して、一番いい時代、だったのかも知れませんね。
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