最近見た映画と言えば、
「シティーハンター」
去年でしたね。
「風立ちぬ」
ゼロ戦を世に送り出した、堀越次郎の物語です。
あと…
「永遠の0」
そのゼロ戦に乗った若者を、特攻として送り出した男の,葛藤を描いた作品です。
調べたら…
2013年の作品なんですね。
劇場で見ました。
結末はあまり覚えてないし、ブログで明かしちゃうのもどうかと思うので、書きませんが…
今でも強烈に覚えているのは、上から特攻を実行するよう命じられた、上官の言葉。
「特攻は、たとえ成功しても、待ってるのは死だ。
こんなむごい作戦が、あるか!」
ハッとしました。
そうなんですよね。
実際、特攻しても敵艦までたどり着つくのは、ごくわずかだったと言います。
そのわずかの、敵艦に爆弾をぶつけることが出来たとしたら…
その兵士は100%、生きて帰ることは出来ません。
当時は、精いっぱい美化されたと思いますが、要は戦死が前提の、極めて醜悪な作戦だったのです。
事実、燃料は片道だったそうだし。
自らさえも兵器とする特攻は、ものすごく恐ろしい作戦だと思います。
多分、みんなわかっていたでしょう。
自らの運命も、自ら特攻を命じた兵士の運命も。
そこには希望もなければ、光もない。
それでも、そんな過酷な運命に逆らうことなく、むしろ喜んで出撃する態度を、見せなければならなかった。
こんなのって、ありますか?
人として、全く扱われていない。
人よりも、むしろその「組織」のあり方を、非難せざるを得ません。
勝つことを至上主義とて、命をも省みない教育をした結果、その運命がどんなに過酷でも、誰もそこから逃れることが出来なかったんです。
でも…
人も組織も、こうなってしまうんですよ。
追い詰められれば。
同じ、日本人です。
彼らの時代に戦争がなく、僕らの時代が戦乱の時代だったら、逆になっていたかも知れません。
人や組織を極限まで追い込み、追い詰めうる戦争は、してはならないと思います。
でもそれ以上に、国家的な目的のためには、人を人として扱わず、命さえも差し出させるような教育は、絶対にしてはならないと思う。
それは学校教育も、社会教育も、企業の教育だって、同じだと思います。
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