螺旋を描いて…

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ISERROR・関数の思い出・17…

入力させるセルの隣に(別に隣でなくてもいいですが)、関数を仕込んでおくと、入力内容によって、関数の表示内容を変えることが出来ます。

「VLOOKUP」なんかは、最たるもので、ユーザーが入力した、あるいはプルダウンで選択した値を元に、データベースからデータを拾ってきて、表示する、という動作になります。

 

ですが…

最初は、入力領域には何も入力されていませんよね。

そうすると、隣に書かれた関数は、入力領域にある「空白(正確には空の文字列)」をデータベースに持っていって、バカ正直に検索、「ないよ~!」って意味の、「#N/A」というエラーを表示してしまいます。

 

もちろん、使う人がある程度Excelを知っていれば、多少は見慣れているでしょうから、スルーしてくれるかも知れません。

でも、もし使う人が初心者だった場合…

「何この表示?なんかマズいことやっちゃった??」って、思われちゃうかも知れません。

使ってもらう人に、ファイルを怖がられてしまうと、後々大変です。

 

なので、この関数とIF関数を使って、エラーを消します。

具体的には、

「もし、VLOOKUPの結果がエラーだったら、何も表示しない」という数式を、書けばいいわけです。

 

ISERROR関数のカッコの中には、評価したい数式を書きます。

そうすると、ISERROR関数は、試しにその関数を、入力された値を使って、実行してみてくれます。

で、エラーなら、「真」を表す「TRUE」を返し、問題なければ「偽」を表す「FALSE」を返します。

 

IF文は「条件, TRUEの時の表示, FALSEの時の表示」と書きますから、2番目は空白を入れて、3番目はVLOOKUP関数を、コピーして突っ込めばいいわけです。

 

こうやると、余計なエラーを表示することなく、スッキリしますね。

 

ただし、この仕組みを組み込むのは、出来たら製作の後半の方が、理想ではあります。

例えば、データベース領域の指定誤りとか、文字種の誤りとかの、製作過程のエラーまで、この仕組みは糊塗してしまいますから、不具合の発見が遅れることが、あり得ます。

完璧に動いてから、組み込むといいですね。

 

 

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