これですね。
「Compact Disc」です。
この、直径12cmの円盤に、約76分の音楽が、記録できます。
この長さは、開発会社の一つ、ソニーの大賀社長が、「カラヤンの第九がぴったり入るように」と、指定したと言われてます。
元々、カセットテープもPHILIPSの規格ですから、音楽には欠かせない2社の作と、言えるでしょう。
それまで、アナログ録音だった音楽メディアを、デジタル化したという面で、画期的な策定であり、その後30年以上も、主要メディアとして君臨しています。
今はデータを書けるCD-ROMやCD-R、書き換えできるCD-RWなんてのもありますね。
その後、技術の進化で映像も記録できる、DVDやBru-rayも出ましたが、大きさはCDに則っています。
裏面は、こんなですね。
虹のように光るのは、盤面に無数の窪みがあるから。
回折効果ですね。
盤面には、窪みがある部分と無い部分があり、それにレーザー光を当てると、反射に強弱が生まれます。
それによって、データを読み取っているんだそうです。
デジタルですから、「0」か「1」の区別が出来ればいいんですが、実際は反射率が変化した所を「1」、連続している部分を「0」として、記録されているそうです。
CDやCD-ROMの場合は、本当に窪みを焼いてしまいますが、書き換え可能なCD-RWでは、化学的に盤面を変化させて、全く違うデータを書き直せるようになっています。
その分、劣化する可能性もある、ってことですけどね。
ちなみに…
「デジタル」の本来の意味は、「不連続」です。
「アナログ」は、連続って意味で、0から1までを、0.3や0.7を経由して、滑らかに連続的に変化することを言うんだそうです。
それを、「0」と「1」に集約したしたのが、デジタルです。
データの種類が、大幅に減りますから、扱いやすい面は、多分にあります。
でも、失われてた部分も、あるわけで…
その部分に価値を見いだしているのが、コアなオーディオファンなんでしょうね。
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