螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

CD・略語の思い出・29…

これですね。
Compact Disc」です。
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この、直径12cmの円盤に、約76分の音楽が、記録できます。

この長さは、開発会社の一つ、ソニーの大賀社長が、「カラヤンの第九がぴったり入るように」と、指定したと言われてます。

 

CDを開発したのは、ソニーとオランダのPHILIPSです。

元々、カセットテープもPHILIPSの規格ですから、音楽には欠かせない2社の作と、言えるでしょう。

それまで、アナログ録音だった音楽メディアを、デジタル化したという面で、画期的な策定であり、その後30年以上も、主要メディアとして君臨しています。

今はデータを書けるCD-ROMやCD-R、書き換えできるCD-RWなんてのもありますね。

その後、技術の進化で映像も記録できる、DVDやBru-rayも出ましたが、大きさはCDに則っています。

 

裏面は、こんなですね。
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虹のように光るのは、盤面に無数の窪みがあるから。

回折効果ですね。

 

盤面には、窪みがある部分と無い部分があり、それにレーザー光を当てると、反射に強弱が生まれます。

それによって、データを読み取っているんだそうです。

デジタルですから、「0」か「1」の区別が出来ればいいんですが、実際は反射率が変化した所を「1」、連続している部分を「0」として、記録されているそうです。

 

CDやCD-ROMの場合は、本当に窪みを焼いてしまいますが、書き換え可能なCD-RWでは、化学的に盤面を変化させて、全く違うデータを書き直せるようになっています。

その分、劣化する可能性もある、ってことですけどね。

 

ちなみに…

「デジタル」の本来の意味は、「不連続」です。

「アナログ」は、連続って意味で、0から1までを、0.3や0.7を経由して、滑らかに連続的に変化することを言うんだそうです。

それを、「0」と「1」に集約したしたのが、デジタルです。

 

データの種類が、大幅に減りますから、扱いやすい面は、多分にあります。

でも、失われてた部分も、あるわけで…

その部分に価値を見いだしているのが、コアなオーディオファンなんでしょうね。

 

 

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