螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

C56 110号機・色な場所の思い出・黒10…

草加神社の手前、氷川中公園に鎮座します。

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C56 110号機です。

主に島根県で活躍した機関車で、退役後、草加にやってきました。

 

黒々とした、大きなデフレクターですが、ボイラはかなり小さいですね。

小型機の部類に入ります。

 

東海道本線東北本線などの幹線は、C62やD52といった、超重量級の機関車が走れるように、線路の路盤から、作りが違います。

 

一方、地方の閑散路線は、路盤はそこまで強くしていないので、軽い機関車しか、入ることが出来ません。

多くの場合、タンク車が起用されます。

 

とは言え、長い路線では、タンク車の水容量が小さく、途中で水が不足することがあります。

小海線木次線三江線、山野線など、路線規格が低く、なのに距離は長くて、しかも山岳路線という路線は、結構あるんです。

そういう路線のため、炭水車を連結できる、なおかつ小型の機関車が望まれました。

 

そこで、登場したのがC56です。

炭水車が、ありますね!
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これによって、長い路線を補給なしで、運行したわけですね。

また、左右に斜めに切ってある部分は、機関士一人でバック走行するために、視界を確保するためだそうです。

多分、転車台もなく、機関車を後ろ向きのままつないで運転とか、しばしばだったんでしょうね。

 

出発進行!
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屋根のない、青空保存ですが、保存状態はいいようですね。

大切にされているようです。

 

 

本記事をもって、「色な場所の思い出」は、全色が2桁に乗りました。

今後も、記事があれば続けていきます。

 

 

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