今週のお題「復活してほしいもの」
消滅から、もう20年以上、経ってしまいましたが…
横浜フリューゲルスです。
サッカーのJリーグに所属していたとは、今はもう、知る人も少ないかも知れません。
元々は全日空が母体。
それに佐藤工業が加わって、横浜を本拠地に、また九州を準フランチャイズに持つチームとして、誕生しました。
Jリーグ元年は、1993年。
僕は大学4回生でしたね。
急速に注目が高まるJリーグで、どこかファンチームを持とうと思った時、当時から好感を持っていた全日空と、高校まで住んでいた九州が組み合わさったチームは、まぁ一択でしたね。
同宿にはマリノスファンの先輩がいたので、丁々発止やり合ったのも、楽しい思い出です。
そう、当時唯一のダービーマッチは、横浜マリノス対横浜フリューゲルスのカード、だったんですよ。
その後、僕自身は神奈川の湯河原に住むことになり。
同じ神奈川県だし、今度は球場にも、行ける範囲になりました。
元年は最下位だし、マリノスほど強いチームではなかったので、ハラハラしながら応援していましたね。
でも、だんだん強くなり、「チームが強くなる過程」も、見せてくれたチームでした。
あ、球場にも行きましたよ。
2回だけですが。
どっちも勝ったので、勝率10割!
でも、この記録は、もう動くことはありません。
1998年を最後に、チームは消滅してしまったからです。
消滅決定から、一度も負けずに天皇杯も勝ったのに、ファンの思いは届きませんでした。
正式には、横浜マリノスと合併(→横浜F・マリノス)、と言うことになっていますが、元々横浜を二分してきたチームです。
そんな簡単に、「一緒に応援しよう」なんて、言えません。
しかも、合併により、「F」の権利をマリノスが留保するので、ファンが新たにフリューゲルスを作ることも、出来なくなりました。
この事件は、僕を大きく、Jリーグから遠ざけました。
消滅から、選手は各チームに移籍していきましたが、今まで応援していたチームメイト同士が、かつての敵に在籍して、ちりぢりバラバラで戦うことが、耐えられなかったんです。
そして何より、
「一生懸命応援していたチームを、突然取り上げられた」
わけですからね。
その後、徳島ヴォルティスとか、松本山雅FCとか、縁のあるチームも幾つかあるんですが、今イチ熱が入らないのは、この「横浜フリューゲルス消滅事件」が、根っことしてあるんです。
なので、出来るならば、
「消滅する前の横浜フリューゲルスの、復活!」を望みたい。
23年の時を、戻して。
僕のJリーグの歴史は、1998年から止まったままなのです。