XORも、OR、ANDの仲間で、論理演算を行う演算子を、関数にしたものです。
「排他的論理和」と言い、2つの条件のうち、どちらかのみが真(TRUE)の場合に、真(TRUE)を返します。
例えば、条件Aが「国語60点以上」、条件Bが「英語60点以上」なら、どちらかで60点以上を取った場合だけ、真(TRUE)になります。
国語が60点以上なら、英語は60点未満となり、英語を補習。
その逆なら、国語を補習、って感じでしょうか?
両方とも60点以上なら、補習の必要なし、両方とも60点未満なら総合的なケアが必要で、共に偽(FALSE)の判定、ってなのはいかが?
ただ、OR、ANDに比べると、Excelでの頻度は少ないと思います。
プログラムでは利用する場面があるんでしょうが、Excelでは応用例が、少ないでしょうね。
ちなみに、EQV(equivalence:等価)という「排他的論理和の否定(論理等価)」というのもありますが、さらに利用度が少ないようで、Excelには実装されていません。
「両方とも真、あるいは両方とも偽の場合に、真を返す」演算ですが、必要があれば、XORにNOTをつければ、実現できます。
なお、このXORも、3つ以上の式を与えることが出来ますが、「真(TRUE)と偽(FALSE)が混ざれば真(TRUE)、真偽どちらかに揃っていれば偽(FALSE)」が返ります。
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