Excelには、「ピボットテーブル」という機能があります。
リスト状のデータから、クロス集計表、例えば「月別の部署別売上表」などを、作ることが出来ます。
リストは、最上段に月、部署、売上の見出しを書き、その下に1件ずつ、データを追記していきます。
Excelというと、作表のために使っている人が多いですが、この「ピボットテーブル」がマスターできると、ワンランク上の使い方が出来ますよ。
この「ピボットテーブル」では、縦横の集計表が出来るわけですが、そのデータを取り出して、関数に利用したい場合があります。
そんな時に使うのが、「GETPIVOTDATA」関数です。
まず、ピボットテーブルのデータフィールドを指定します。
多くの場合、「売上」でしょう。
次に、行と列を指定します。
この場合だと、例えば「月」が3月、「部署」が営業部、と言った指定ですね。
そうすると、3月の営業部の売上が、取得できるわけです。
ここで、「月」だけを3月と指定したら、3月の全部署合計が、「部署」だけを営業部と指定したら、営業部のこれまでの総計が、取得できます。
両方省略したら、全データの合計が出ます。
実際、表が出来るんですから、セル番地(D3など)で取得してもいいんですが、ピボットテーブルの作表は、あくまで可変。
例えば年初など、まだ全て部署の値が入っていない場合などは、値がある部署だけが表示されるので、位置が定まりません。
この「GETPIVOTDATA」なら、表の状況にかかわらず、望みの値を取得できるのですよ。
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