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DNS・略語の思い出・56…

DNS

一般にはあまり、知られていませんけど、インターネットを普及させる上で、大きな役割を果たしている、重要なシステムです。

 

略は「Domain Name System」

「Domain」は「領域、区域」です。

 

平たく言うと、各Webページ、正確にはそれを格納しているサーバーが、世界中のどこにあるのかを、管理するシステムです。

つまり、アドレスバーに、例えば「https://google.com/」と入れて、ちゃんとGoogleのページが表示されるために、活躍するシステムですね。

 

実は、Googleに限らず、Webページを公開しているサーバーには、「IPアドレス」という番号が振ってあります。

古くからのIPv4では、0~255までの数字が4つ(使えない組み合わせもあります)、最近のIPv6は、2の128乗もの、広い空間を持っています。

 

でも、例えば「Google」のページを見に行くのに、IPアドレスの数字を打つのでは、わかりにくいし、イメージも湧かないので、普及もしないでしょう。

 

そこで、「google.com」という「別名」をつけることにしたわけですね。

これなら、ページの内容と対応が取れるので、人間にもわかりやすくなります。

 

この「IPアドレス」と、「別名」を対応づけているのが、DNSです。

 

実は、各家庭のパソコンも、DNSサーバーを稼働させています。

今、パソコンは多くの場合、LAN(Local Area Network)の一部として構成されているので、例えば他のパソコンが同じLANにつながっていれば、そのパソコンの位置はわかるわけです。

そして、LAN外の遠くのページが要求された時は、デフォルトゲートウェイ、要はルーターDNSサーバーに問い合わせてやるように、設定してあります。

デフォルトゲートウェイDNSサーバも、そのページのIPアドレスがわからなければ、さらに上位のDNSサーバーに問い合わされて、最終的にIPアドレスの回答を得る仕組みになっているんですよ。

 

DNSは、チームプレイなんですね。

DNSによるアドレスの割り出しを、「名前解決」なんて言ったりしますが、DNSサーバーの設定が間違っていると、インターネットのページにアクセスできなくなってしまうので、結構大変なことになります。

 

トラブルがあった時は、結構初期の段階で疑われる、重要なシステムなんですよ。

 

 

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