インクのカートリッジを、開けてみました。
写真じゃ見えないけど、染料黒と、グレー。
ほぼ、写真専用のインクなので、なかなか減らずに残ります。
インクのカートリッジは、インクを補充するためですね。
他にも、フィルムの筒とか、物騒なものではマシンガンの弾丸とか、いろいろあります。
いずれも、媒体に触ることなく、利用可能な状態で、機器に着脱できるものを指します。
日本語訳は…
辞書にも「カートリッジ」と、書いてありますね。
日本でこの言葉が普及したのは、ファミコンやゲーム機器が普及した頃じゃないでしょうか?
ファミコンはどちらかと言えば、「カセット」って言ってましたね。
僕が使っていたMSXは、「カートリッジ」だったので、割と馴染みがあります。
初めて買ったパソコンに、初めて挿したのは、「クレイジートレイン」というゲームカートリッジでした。
汽車自体はコントロールできず(速度は上げられました)、直線やカーブなどのレールが描かれている、パネルが配された盤面を操作して、列車を安全に運行させ、駅を通過させるゲームでした。
盤面には一つだけ空白があり、そこに隣からパネルを動かすことで、レールの配置を換えることが出来ました。
難しい面になると、同じ方向のカーブレールが固まっていて、反対方向のパネルを、遠くから持ってこなければならなかったり、行き止まりのレールが複数あったりと、なかなかパニックになりましたよ。
あと、こんなカートリッジも。
「エキスパンションメモリーカートリッジ」
メモリーを拡張するカートリッジでした。
当時持っていたMSXは、わずか16KB。
今だと、Excelファイルに何か書き込めば、すぐ超えてしまうような容量です。
これでも、カートリッジのものは、たいてい動きました。
多分、カートリッジにメモリーも積んでたんでしょう。
でも、カセットから読み込ませるゲームは、16KBではまず、動かなくて。
メモリを増設しないと、動かなかったんです。
…それでも、若干16KBの拡張でしたけどね。
32KBになって、ようやく「ミステリーハウス」とかが、動いてくれました。
…たまに、メモリーカートリッジを挿し忘れて、プログラムを読み込ませてしまうミスも、しましたね。。。
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
忘れられない思い出も。
大学時代、先輩にもらった「フリートコマンダーⅡ」というゲームにハマっていまして。
日米の太平洋戦争を再現した、かなりリアルなゲームです。
特に、戦艦からの主砲のサウンドが、ものすごくて!
印象に残ったゲームでした。
その後、時代は下って。
昔やっていた「フリートコマンダーⅡ」の、音楽を録音したい!と思ったんです。
リアルな戦争を思い起こさせる、おどろおどろしい音楽で、ゲームの緊張感を増しました。
当時、MSXはエミュレーターがあり、当時のパソコンを、ソフト上で再現できました。
そのラインナップに、この「フリートコマンダーⅡ」も、あったんです。
喜び勇んで、起動したんですが…
「主砲の音が、しない!」
録音目的ですから、この音は是非、録りたかったのに!
考えたんです。
恐らく、主砲部分のサウンドジェネレーターは、カートリッジにあったのだろうと。
カートリッジは、機能を拡張することも、出来たんですよ!
実際、三音のPSG(Programmable Sound Generator)に加えて、「S.C.C.(Sound Creative Chip)」という、特殊なウェーブ音源を持つゲームが、ありましたね。
そうなると、答は一つ。
「当時のMSXパソコンを揃え」、「カートリッジのソフトを入手!」
やっちゃいましたよ!
おかげで、音楽とサウンド、全て録音できましたよ!
エミュレーター版にはFM音源版しかなかったですが、ソフトを買ったので、PSG版も入手できて!
大満足で、今でもITunesのプレイリストに、ありますよ!
着脱可能で、補充・拡張が可能な仕組みは、ユーザーが簡便に扱うためには、必要なものですね。
挿すだけで、コンピューターに認識されたり、使用可能な状態で装填されたりする技術は、とっても高度で有用な技術だと思いますよ!
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