螺旋を描いて…

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「カートリッジ」・しりとりの思い出・71…

インクのカートリッジを、開けてみました。
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写真じゃ見えないけど、染料黒と、グレー。

ほぼ、写真専用のインクなので、なかなか減らずに残ります。

 

インクのカートリッジは、インクを補充するためですね。

他にも、フィルムの筒とか、物騒なものではマシンガンの弾丸とか、いろいろあります。

いずれも、媒体に触ることなく、利用可能な状態で、機器に着脱できるものを指します。

 

日本語訳は…

辞書にも「カートリッジ」と、書いてありますね。

日本でこの言葉が普及したのは、ファミコンやゲーム機器が普及した頃じゃないでしょうか?

ファミコンはどちらかと言えば、「カセット」って言ってましたね。

僕が使っていたMSXは、「カートリッジ」だったので、割と馴染みがあります。

 

初めて買ったパソコンに、初めて挿したのは、「クレイジートレイン」というゲームカートリッジでした。

汽車自体はコントロールできず(速度は上げられました)、直線やカーブなどのレールが描かれている、パネルが配された盤面を操作して、列車を安全に運行させ、駅を通過させるゲームでした。

 

盤面には一つだけ空白があり、そこに隣からパネルを動かすことで、レールの配置を換えることが出来ました。

難しい面になると、同じ方向のカーブレールが固まっていて、反対方向のパネルを、遠くから持ってこなければならなかったり、行き止まりのレールが複数あったりと、なかなかパニックになりましたよ。

 

あと、こんなカートリッジも。

「エキスパンションメモリーカートリッジ」

モリーを拡張するカートリッジでした。

 

当時持っていたMSXは、わずか16KB。

今だと、Excelファイルに何か書き込めば、すぐ超えてしまうような容量です。

これでも、カートリッジのものは、たいてい動きました。

多分、カートリッジにメモリーも積んでたんでしょう。

でも、カセットから読み込ませるゲームは、16KBではまず、動かなくて。

メモリを増設しないと、動かなかったんです。

 

…それでも、若干16KBの拡張でしたけどね。

32KBになって、ようやく「ミステリーハウス」とかが、動いてくれました。

 

…たまに、メモリーカートリッジを挿し忘れて、プログラムを読み込ませてしまうミスも、しましたね。。。

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp

 

忘れられない思い出も。

大学時代、先輩にもらった「フリートコマンダーⅡ」というゲームにハマっていまして。

日米の太平洋戦争を再現した、かなりリアルなゲームです。

特に、戦艦からの主砲のサウンドが、ものすごくて!

印象に残ったゲームでした。

 

その後、時代は下って。

昔やっていた「フリートコマンダーⅡ」の、音楽を録音したい!と思ったんです。

リアルな戦争を思い起こさせる、おどろおどろしい音楽で、ゲームの緊張感を増しました。

 

当時、MSXエミュレーターがあり、当時のパソコンを、ソフト上で再現できました。

そのラインナップに、この「フリートコマンダーⅡ」も、あったんです。

 

喜び勇んで、起動したんですが…

「主砲の音が、しない!」

録音目的ですから、この音は是非、録りたかったのに!

 

考えたんです。

恐らく、主砲部分のサウンドジェネレーターは、カートリッジにあったのだろうと。

カートリッジは、機能を拡張することも、出来たんですよ!

実際、三音のPSG(Programmable Sound Generator)に加えて、「S.C.C.(Sound Creative Chip)」という、特殊なウェーブ音源を持つゲームが、ありましたね。

 

そうなると、答は一つ。

「当時のMSXパソコンを揃え」、「カートリッジのソフトを入手!」

やっちゃいましたよ!

 

おかげで、音楽とサウンド、全て録音できましたよ!

エミュレーター版にはFM音源版しかなかったですが、ソフトを買ったので、PSG版も入手できて!

大満足で、今でもITunesのプレイリストに、ありますよ!

 

着脱可能で、補充・拡張が可能な仕組みは、ユーザーが簡便に扱うためには、必要なものですね。

挿すだけで、コンピューターに認識されたり、使用可能な状態で装填されたりする技術は、とっても高度で有用な技術だと思いますよ!

 

 

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