天気図では、こんな感じですね。
手書きで恐縮ですが…
暖かい気団と冷たい気団がぶつかって、せめぎ合うと、前線が発生します。
戦と同じですね。
このうち、暖かい気団が優勢で、冷たい気団にのしかかるように動くと、「温暖前線」と呼ばれます。
半円側が寒気で、暖気が下から押し上げるような表現になります。
北半球では北が寒いですから、たいていこういう描き方になります。
天気としては、弱い雨が長時間降り続くとが多いんですが、雲はたいてい順番が決まっていて、巻雲(筋雲など)、巻層雲(薄曇り)、高層雲(曇り)と発展、乱層雲(雨雲)になると、雨が降り出すそうです。
温暖前線が通過すると、暖気に包まれるため、気温が上がるそうですよ。
温帯低気圧は、前線を伴う低気圧ですが、たいてい温暖前線と寒冷前線を伴いますね。
梅雨や秋の長雨では、両者が押し合う停滞前線として表現されることもあり、消滅する時は、閉塞前線が現れます。
台風が熱帯低気圧ではなく、温帯低気圧に変わることもありますが、ただ単に前線が発生しただけなので、風が強かったり、多くの雨雲を伴っていたりと、危険であることには変わりないそうです。
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