螺旋を描いて…

螺旋 のごとく続く毎日を綴ります

鴇で渡った北海道-令制国完結の旅・1…

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2024/7/7です。

令制国完結の旅、北海道1日目です。

 

スマホの目覚ましより、ちょっと遅れて起きて…

目覚ましには、セルフでスヌーズをセットしてます。

5分おきにね!

 

睡眠時間は、実質4時間ないぐらい。

運転があるんですが…

まぁ、起きられただけ、いいでしょう。

 

昨日はぐずついていましたが、今日は新潟は、晴れました!

 

暑いぐらいですね!

首にかけていた、「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」の、オレンジのタオルで、汗をふきながら。

 

空港バスは、一般路線バスタイプでしたが…

 

実はこれ、EV車!(Electric Vehicle)

完全電気バスなんです。

 

まぁ、荷物収納のトランクとかがないんですが、クリーンなバスとして、これから増やしていくそうです。

 

新潟空港

 

エイベックスがいるんですね。

空港としては、大阪圏かな?

 

その奥には、今日乗る…

 

トキエア!

今年から就航を始めた、新しい航空会社です!

 

ちなみに、乗るのはこっちの1号機ですね。

 

トキエアJA01QQ号機です。

 

丘珠へ飛びます!

 

新千歳には、日本航空全日空も飛んでますしね。

 

さて、搭乗しましょう。

 

鴇の翼で!!

ATR72-600型です。

機体の重量バランスを取る関係で、前の座席の人から乗り、降機時は後ろの座席の人から降ります。

 

離陸して、上空!

 

最初は、穏やかでした。

 

トキエアは、自身では言ってませんが、まぁ概ねLCC(Low Cost Carrier)の区分。

サービスはシンプルです。

 

機内食も飲料サービスもありませんが、こんな試供品が配られました。

 

柿の種の浪花屋!

柿の種は、亀田製菓新潟市ではなく、長岡市の浪花屋製菓が、実は元祖なんですよ。

 

CA(Cabin Attendant)さんが、いろいろ配りに来ます。

ペーパークラフトに…

 

ステッカー!

 

まだ、存在を知ってもらう段階なんでしょう。

 

ちなみに、機内誌は貸し出し!

 

北海道特化の雑誌なので、例えば仙台便や、新潟行きだと、別の雑誌なのでしょう。

現在は新潟-丘珠と、新潟-仙台に飛んでいますが、いずれは他の都市や、佐渡空港の復活&関東への就航も、目論んでいるそうですよ。

 

外はだんだん天候が怪しくなり。

飛行機も揺れるようになって…

 

札幌市内です。

丘珠空港なので、北から!

 

石狩川かな?

恐らく、羽田からの便では見られない光景です。

 

高度を下げて…

 

丘珠空港

降りたら雨で!!


今回の旅で、唯一雨に降られました…

まぁ、傘を貸してくれたので、自分のは使いませんでしたけどね…。

 

新潟の新しい航空会社、トキエア。

当面は佐渡空港復活が目標かな?

その時は、またお世話になるでしょう。

 

さて、丘珠に降りたので、次の目的地は札幌駅です。

そう言えば、今回の旅で、札幌を通過するのは今日だけ!

なので、ちょっと駅構内を探して…

 

「よし乃」!

本店は旭川だそうですが、「みそラーメン」を看板にしています。

 

もやしが結構多く、麺にたどり着くのに時間がかかりましたが、味噌らしいスープで、好感の持てる味!

バターを溶かしたコクも、さすがです。

 

麺が珍しく、細めでしたね。

でも、かえって食べやすかったと思います。

 

ごちそうさまでした~!

水を全く挟まずに一杯食べきったのは、やっぱり味がよかったからだと思いますよ♪

 

今日の日程上、夕方以降は問題のネタがあるかどうかわからないので、土産物店とかを探して…

あった!

 

ノースマン!

札幌銘菓!

今まで何度も札幌を訪れているのに、知らなかった!!

 

札幌・千秋庵のお菓子で、お店は1921年開店だそう。

 

まぁやっぱり、札幌といってもお土産を買うのは、空港が多いですしね。

新千歳空港は、千歳市です。

 

答は、塩レモン!

 

生地が柔らかいのが、何とも♪

 

栃木の「レモン牛乳」の雰囲気が、しないでもないですが…

でも、違うのは「ちゃんとレモンを使っている」こと!

 

まぁ、無果汁でレモンの味を出すのも、すごいと思いますけどね。

 

さて、ここからは「おおぞら3号」で、帯広を目指します。

草原!

 

北海道らしい風景ですね。

 

ちょっと天気がよくないですけどね。

 

停車駅だと、この新得駅から、十勝国に入ります。

 

狩勝峠と同ルートではありませんが、乗車の石勝線は、新狩勝トンネル、登川トンネル、新登川トンネルなどの、5kmを越える長大トンネルを幾つか抜けて、日高山脈を貫きます。

車窓はトンネルが主ですが、道央と道東を結ぶ、重要な区間です。

 

線名は「石狩・十勝」からですね。

起点の南千歳市胆振国ですが、千歳市石狩支庁石狩振興局)なので、この名前なんでしょう。

 

乗車は3時間以上。

ちょっと眠くなりつつ、休養しながら…

 

帯広貨物駅かな?

 

そろそろ、降りる準備をしましょう。

トイレにも行き、栄養ドリンクも飲んで!

諸準備!

 

…ちょっと、緊張感が高まります。。。

 

帯広駅!

 

こんな、マンホール撮影もそこそこに…

 

向かったのは、こちら!

 

トヨタレンタカー帯広駅南店!

ここから、運転パートです。

 

今回のルートは、帯広から襟裳岬を回って、苫小牧まで行くものです。

一応、バスルートはあって、路線バスを乗り継げば、回ることも可能です。

ただし、広尾ー襟裳岬は1日2往復しかなく、バス乗り継ぎ最優先で、日程を組まざるを得ません。

今回は十勝・日高とも観光を予定していて、宿も交通機関から離れているので、バスの乗り継ぎで、観光も加味した日程を組むのは、極めて困難です。

また昨今は運転士不足で、急にやりくりがつかなくなって、運休になることも。

地元の人はともかく、旅行者にとっては困る状況になってきました。

 

となると、リスクマネージメント的に、この区間は自由度のある、レンタカーという選択になりました。

3日間で400km以上走りますけどね。

安全運転で!!

 

この旅において、一つ、敢えて習慣づけたこと!

「乗車毎にETCカードを抜き差しする!」(Electronic Toll Collection system)

自宅の車では入れっぱなしですが、レンタカーでは、入れ忘れてゲートが開かないのもマズいし、抜き忘れて帰るのもマズい!

今回、高速道路の予定はないんですが、帯広広尾自動車道日高自動車道の無料区間の走行を予定しています。

課金はされないと思いますが、念のため、敢えて乗り降りする毎に、カードを抜き差ししました。

 

道は国道236号から、帯広広尾自動車道の無料区間に入ります。

規格は高速道路ですが、大半は片側一車線の対面通行です。

道幅も広いとは言えないですね。

 

旅先の道路、市街地を抜けた都市間部分では、「速度の維持」が、最大の課題。

地元の人は道に慣れてるので、スピードを出したいですからね。

 

慣れてもおらず、走りやすくもない道で、スピードを出して走るのは、それなりのチャレンジです。

たまにある二車線区間で、後続車を前に出せれば、やれやれ…なわけです。

 

約40分ぐらい走って、高速を降りて。

実は、霧が立っていて!

「この時期は、場所によっては、夏に夜霧が出るよ」とは、旭川のフォロワーさん。

冬の朝に霧が出る関東とは、逆ですね。

慎重に、運転しました。

 

ここに寄りました。

 

福祉の湯。

宿から紹介された施設で、宿からの送迎もあったんですが、出来たら夕食前に風呂に入っておきたくて。

それなら、途中で寄っちゃおうと。

 

施設は更別村の施設「地域包括支援センター」にあります。

でも、本格的な温泉施設!

やや色がついた、温まる温泉♪

施設も、露天もサウナもあるし、浴槽にはバイブラもあります。

結構利用者がいて、銭湯のように、シャンプーセットを持ってくる人もいました。

 

ちなみに、宿は共同のシャワーのみ。

外に出れば、徒歩圏にも温泉施設がありますが、もっと高いらしい。

ここは入湯料450円で、タオルを買っても200円増です。

 

宿までは、あと15分ぐらい。

宿は実はレジャー施設の中で。

森の中で、コテージやオートキャンプ場もあるようです。

既に暗くなっていて、ちょっと迷いながら、到着しました。

 

エゾリス君の宿 カンタベリー

ペンションに近い宿です。

 

ここまで、車での移動はほぼ、予定通り。

というか、「NAVITIME」で出した時間は、かなり正確ですね。

すごいですが、昔使っていたソフトとは違って、マージンがほとんどないとも言えます。

何か予定外の事態が起こると、即、予定に響きます。

プラン策定時点で、自分で、ある程度余裕時間を、組み込んでおかないといけないですね。

旅は何があるか、わかりません。

 

屋根裏の部屋!

 

泊まれれば、十分です。

冷房はなく、必要なら扇風機。

でも、道東は熱帯夜とは無煙の地域ですしね。

 

夕食は、家庭料理!

 

ご飯も結構美味い♪

 

他の宿泊者と、一緒の食卓です。

この宿って、割と宿泊者同士を交流させようとしますね。

ロビーは歓談スペースになっていて、深夜になる前は宿泊者同士で歓談出来ますし、部屋自体も、プランによっては相部屋に出来るそうです。

もちろん同性限定ですが、見知らぬもの同士が宿を共にするのも、北海道ではアリなんでしょうね。

 

今日の同席者は、70代近い男性と、50代の女性。

今日初めて会った人たちです。

お2人とも北海道が好きで、毎年のように訪れていたそう。

手段は、バイクです。

 

それぞれ、スタイルがあるそうで、オフロードは走らない!って人も、走る人も。

70代の男性は、免許を全て持ち(区分が全て1)、さらに介護の免許もあるそう。

女性も、ご主人の理解の元、あちこち走りに行っているそうです。

どちらも、話を聞くと、すごい猛者です。

 

でも、2人の話が理解出来るのは、僕も大学生の頃、自転車で北海道を旅しましたからね。

確か、3週間ぐらいかけて。

野宿もしたし、ライダー向けの簡易宿舎にも、泊まったことがあります。

道中、ツーリング部隊とも、数多くすれ違いましたしね!

 

なので、彼らが話す「ツーリングをする上で、便利なインフラ情報」が、理解出来るわけです。

鉄道と違って、彼らはある程度の計画しか立てずに、現地で宿を探す場合が多くて。

そんな時に見つけた、「使える♪」宿泊や飲食の施設は、特に印象に残るんですよね。

 

多分、2人が(僕も!)若かった、20~30年前が、北海道のツーリングでは一番いい頃だったんでしょうね。

今は昔あった簡易宿泊所などが、軒並み閉鎖されているそう。

恐らくガソリンスタンドも、減っているでしょう。

 

そもそも、バイク人口は、それほど増えてないですしね。

ツーリングの手段として乗る人は、さらに少なく、お二人に言わせると、高齢化しているそう。

「今の若い人は、バイクで旅なんて、考えないだろうしな~」と。

 

確かに、バイクの旅は圧倒的に自由ではありますが、事前に決められる部分が少ないと、今の若い人はかえって不安になるでしょうね。

「席が確保されていない、自由席に乗るのも嫌!」という人もいました。

貨物が積めないバイクを維持するのも、経済的に大変ですしね。

 

あとは、そういうインフラを運営する側も、高齢になったりして、続けていけないケースもあるとか。

需要も供給も減っていくとなると、ツーリングに必要なインフラは、どうしても貧弱になってしまいますよね。

 

「『食堂で食事してくれれば、泊まるのは自由!』なんて宿もあったのに、最近行ったらなくなってたよ…」なんて、ちょっと残念そうに語ってくれましたよ。

 

まぁ、ツーリングに限らず、旅に対する意識も随分変わりましたね。

コロナ禍の3年間も、大きかったですし。

今回、敢えて大型の旅行に踏み切ったのは、「旅行プランが支障なく組める、今のうちに!」という理由も、ありましたしね。

 

そう言えば、こんな質問をされました。

「何故、旅に出る?」

 

即答しましたよ。

「旅に出ている間の、『時間を楽しむ』ため」と。

確かに、いろんな交通機関を使うのも目的ですし、位置情報SNS(Social Networking Service)を絡めると、ミッション的なこともあるんですが、やっぱり、「非日常の時間」を楽しむのが、旅の醍醐味だと思っています。

予定外のことも思いついて、実施したことも多くありますしね。

予定通りに行かないのも、旅だと思っていますが、最終的には日程通りかえってくることが、会社員である以上、大前提ではあります。

 

まぁ、ライダーからすれば、「時間に縛られて…」と言われ、旅をミッションとして考える人からは、「がっちり予定を決めないと、不安じゃない?」と言われるでしょうね。

でも、今までの経験から、そのどちらにも対応して、いい所を組み込んだ旅が出来てるって思いますよ!

 

話してたら、21時を過ぎ!

結構盛り上がりましたね!!

時には、こういう宿もいいものです。

 

ここで、車の点検に、ちょっと外へ。

ヘッドライトを消したか、心配になって。

慣れない車ですし、バッテリーが上がると、旅の予定が大幅に狂います。

 

外は、雨も降っていたようです。

通り雨だったようですが。

 

近づくと、ルームランプがついてた?

つけたっけ??

 

何でも、鍵を持って近づくと、夜はルームランプがつくらしいんです。

ウチの車もまだ新しいですが、これはさらに新型らしく!

先頭にいても、信号の青信号を検知して、発車を促すのは、驚きました。

ただ、カーナビは場所を指定するボタンが文字じゃなくて、アイコンで選ぶようになってたので、ちょっとわかりにくかったですが…

 

改めて、鍵をして!

宿に戻ったら、さっきの2人が、作戦会議してましたよ。

やっぱり、同じライダー同士、情報交換は有用なんでしょう。

 

部屋に帰って。

布団は自分で設営します。

 

毛布がありました。

確かに、かなり涼しいですね。

明日からは、Tシャツでは寒いかも知れません。

 

道東が夏でも涼しいのも、大学時代の自転車旅行での知識です。

 

さて、今日は早く寝ましょうか?

 

23時就寝です。

お疲れ様でした~!

 

北海道1日目。

新しい飛行機と、味噌ラーメン、そして運転パートも無事にスタートしました。

順調で、よかったです♪

 

明日は一日運転です。

この日が、恐らく今回の旅の、山場になりそうです。