螺旋を描いて…

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KK線・略語の思い出・89…

KK線。

「KabushikiKaisha(株式会社)線」の略です。

正式には「東京高速道路」所有の線で、道路です。

 

内回りは、首都高都心環状線の汐留JCT(Junction)から入ります。

汐留乗継所からKK線に入り、そのまま進むと、京橋JCT都心環状線に戻るだけですが、西銀座JCTから八重洲線に分岐出来るので、東京駅の八重洲駐車場に入れます。

 

この「八重洲線」を都心環状線とつなぐのが、KK線の大きな役割です。

 

さらに八重洲線を進むと、神田橋JCTから都心環状線内回りに戻れますが、急カーブの短い合流路で、なおかつ右からの合流である「超難関JCT!」なので、その前の常盤橋出入口で降りてしまうのも、選択です。

 

外回りの場合は、同京橋JCTから白魚橋乗継所を通過して入りますが、西銀座JCTは左折一方向で、八重洲線には行けません。

そのまま、汐留JCTに戻るルートになりますが、西銀座JCTにて、八重洲線からの流入を受けます。

神田橋JCTから八重洲線を走行し、東京駅を経由した車が、都心環状線に戻るための道路、という位置づけです。

ただ、途中の新橋出入口で降りられる、という特徴もあります。

 

KK線は略称の通り、民間会社が運営しています。

当時、首都高は道路公団の管轄でしたから、「株式会社線」として、区別していました。

なので、自動車専用道路という扱いで、車線も上下1車線、最高速度も40km/hの道路です。

 

実は、道路はビルの屋上を使って造られています。

そのビルのテナント収入で、道路維持の費用をまかなっているそうですよ。

 

なお、首都高でKK線を経由しても、通しの料金で乗れます。

ただし、時間は10分とシビアですが。

首都高ではない区間ですが、首都高と一体となって扱われています。

 

その首都高も、ついに地下化の話が進み。

地下になると、この路線だけ残しても意味がないため、廃止が決定しています。

2027年頃の予定だそうですが…

走りに行くのは、ちょっと難関など道路です…。

 

この前、この道を歩くイベントが開かれましたね。

もしかしたら、車を通す以外の活路が、見いだされるかも知れませんよ。

 

 

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