納沙布岬です。
根室の先にあります。
日本の東端ですから、幾つか記念碑がありますが、中でも大きいのが、こちら。
「四島のかけ橋」
北方四島の返還を祈念した、モニュメントです。
4つのブロックで形成された「橋」で、四島を表しているそうです。
この角度では写っていませんが、この下では「祈りの火」が灯されています。
火は沖縄の波照間島で、自然発火したものを採取して、各都道府県をリレーして運ばれたそうで、今も絶やさず燃え続けているそうです。
北方四島は、国後島、択捉島、色丹島と、歯舞諸島を合わせた呼称です。
この日は見えませんでしたが、納沙布岬から見えるぐらいの距離で、一番近い貝殻島までは、僅か3.7kmです。
こんな証明書をもらえます。
まぁ、「近いから我が領土」は、世界的には通用しませんけどね。
とは言え、元々は日本人が住んでいた島で、お墓があるなど、根付いてきた島でもあります。
地元の人には、「終戦前の混乱で、ソ連(ロシア)に占領された」という思いが、やはりあるようです。
最終的には返還がベストでしょうけど、既にロシア人も、一世代以上住んでいます。
日本人の先祖も大事ですが、今、同島で生きている彼らを、追い出したり無理矢理帰属を変えたりするのは、僕はどうかと思います。
両国の関係がもう少しよくなって、気軽に交流出来るようになれば、いいですね。
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