紫の看板に書かれているのは、可動橋。
青森駅の北、岸壁にあります。
これが、可動橋。
連絡船と接続して、車両を積み込むための設備です。
「機械遺産」の指定を受けていますね。
この上を貨車が通って、機関車に押し込まれて、船に積み込まれたそうです。
重い機関車を岸壁近くまで来させないように、「ヒ300」という控車が、貨車との間に挟まりましたね。
船は接岸中とは言え、波によって動きますから、両者を接続するには、橋側も動きを許容する必要があったんでしょう。
レールで貨車を通しますから、両者は隙間なく、つながる必要もありました。
橋自体の建造もそうですが、運用も神業級の技術が必要だったと思います。
ちなみに、貨物は青函連絡船廃止の日(1988/3/13)まで、船に積んでいたそうですよ。
北海道の物資を本州各地に送り、また各地から北海道へ荷物を送るには、欠かせないインフラだったわけです。
今は青函トンネルが、その役割を担っていますが、北海道新幹線も通るため、輸送力的にどうなのかなって、思います。
旅客としては、今は抑えられている新幹線の速度を、もっと上げたいそうですが、そうすると、長いトンネルで貨物列車とすれ違えなくなり、貨物列車のダイヤが制限されてしまいます。
速い新幹線と貨物列車がすれ違うと、積み荷が崩れる恐れがあるんだそうです。
ちなみに、北海道新幹線の乗車率は、3割弱だそうで。
そりゃあ、飛行機が強いですよね。
なら、今の所は貨物優先で、いいような気もしますけどね。
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