大阪版の「り」は、
「綸言汗の如し」です。
京版と同じで、裏ブログでも扱っています。
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
「綸言」とは、「中国の皇帝の言葉」で、それはそれは神聖なもの。
臣下はもちろん、発した皇帝自らも、迂闊に訂正することは出来ません。
それは、自ら神格化の否定することに、他ならないからです。
まぁ、冷や汗もかくんでしょうが、「流れ出た汗のように、元に戻すことが出来ない」というのが、原意のようです。
まもなく退位される、天皇陛下。
そのお言葉には皇太子時代までも含めて、非常に気を遣われて来られたかと思います。
国事行為や来賓応対はもちろん、私生活に至るまで、絶対に間違ったことを言えないお立場ですから。
ご苦労も多かったのではないかと、思います。